2018年3月3日に、錦市場で「錦うまいもんと京の日本酒祭り」が開催されました。
ニャコさんと2人で参加してきたので、レビューしたいと思います。
錦市場のうまいもんをアテに、京都の日本酒でグイっと一杯。
どれも美味しかったし、かなりお値打ちだったなぁと思います。
参加してる人はわりと若い人が多く、女性も多かったですよ。
酒飲みのオッチャン的な人は、少なかったです。
では、さっそく。
錦市場のうまいもんを食い尽くせ!錦うまいもん祭り2018
2018年3月3日に「錦うまいもんと京の日本酒祭り」に行ってきました。
錦市場で買える“うまいもん(美味しいもの)”と京都の日本酒が楽しめるイベントです。
合わないはずがない。
食べ物も、日本酒も。
どれも美味しかったし、価格がリーズナブル。
行って直ぐに「来年も参加しよう!」と思えるイベントでした。
さっそく、酩酊(めいてい)しながら飲み食いしたものをご紹介しようと思います。
まずは、都鶴酒造さんの“長期熟成酒 うなぎのねどこ”でスタート。
アテは、畠中商店さんの“焼きイカ”で。
焼きイカは、味付けがくどくなくて美味しい。
“うなぎのねどこ”も、そんなにくどくなくて美味しい。
いきなりの好マッチングで、幸先良いスタートです。
続いて、松本酒造さんの“桃の滴 愛山 純米酒”を。
アテは、鮮魚木村さんの“とろ唐揚げ”で。
なんと、贅沢な。
今回は、日常購入しやすいメジャーな酒蔵さんはパスしようと思ったんですけど。
松本酒造さんは、寄っちゃう!でも、澤屋まつもとはない!(T^T)
“桃の滴”は安定の飲みやすさ。
とろの唐揚げは・・・やっぱり刺身の方がおいしいかも?
続いて、キンシ正宗さんの“金鵄正宗(きんしまさむね) 純米吟醸”を。
アテは、さきほどの鮮魚木村さんで買った“トロサーモン”で。
キンシ正宗さんも京都ではメジャーですけど、寄っちゃいます。
松本酒造さんとか齊藤酒造さんと比べると濃い口の日本酒。これが、うまいんだな。
鮭の刺身も、おいしい。
こういうのを日本酒飲みながら買い食いするのが、このイベントの醍醐味です。
続いて、豊澤本店さんで“豊祝 純米吟醸”を。
丸常蒲鉾店さんで“すじ煮込みおでん”も購入。
ダシがきいてて、京都の日本酒とよく合いますね。
体も温まるし、イイ感じ。
しかし、このへんで早くも飲み疲れ。
続いて、鶴正酒造さんの“純米大吟醸 古都の雫”を。
アテは、田中鶏卵さんの“だし巻き”で。
これ、人気でした。
長めの列ができてました。
これまた、ダシがきいててうまい。
ホコホコ、アツアツ。
お酒の味、わからんくなってきた。
続いて、平和酒造さんの“純米吟醸 慶長小判”を。
豊澤本店さん、鶴正酒造さん、平和酒造さんは似た味わい。
わりと甘味と苦味があって、アルコール感もしっかりある感じ。
体調が全快してないと、こういう甘味と苦味は舌にはり付いてダメだなぁ。
体の調子しだいで日本酒の味が左右されるのが、よくわかる。
もういっちょ。
山本勘蔵商店さんの“鷹取 本醸造特選”も熱燗で。
ほぉ!この熱燗イイ!
燗にしてうまい本醸造、いいなぁ・・・・。
続いて、京姫酒造さんの“京姫 大吟醸原酒 袋吊り斗瓶取り雫酒”いってみよう。
川魚のとよさんで“うなぎ蒲焼”も購入。
京姫酒造さんもメジャーで、買いやすい酒蔵さん。でも、限定酒に釣られました。
“袋吊り斗瓶取り雫酒”はちょっと甘味濃醇で、うまかったぁ~。
ちょうど、蒲焼とバッチリ合う感じ。
さて、〆はやっぱり齊藤酒造さんでしょ。
飲み疲れを、あえて日本酒で癒して欲しい!
“英勲 純米吟醸 にごり酒”いっときました。
うむむ、やっぱり飲みやすい。
そして、うまい。
アテは、京ゆば湯波吉さんの“ゆばちっぷす”で。
これは!!
塩味利いてて、なかなかうまい。
錦市場でうまいもんを食べて、美味しい日本酒を飲んで。
しかも、リーズナブルという。
いやぁ、めっちゃ満足度高いイベントでした。
“錦うまいもんと京の日本酒祭り”ってどんなイベント?
“錦うまいもんと京の日本酒祭り”は、京都錦市場商店街振興組合と京都酒造組合と伏見酒造組合が主催するイベントです。
錦市場の商店は、通常17時ごろから閉まり始めます。
このイベントは19時から21時半までなので、有志の参加店だけ開いてる感じです。
一覧がKYOTO LOVE SAKEというサイトに載ってるので、引用させてもらいます。
店名 | メニュー | 販売価格 |
---|---|---|
錦 畠中商店 | かす汁 | 200 |
焼きイカ | 400 | |
焼きほたて | 500 | |
まぐろとろつくり【20時~】 | 500 | |
鮮魚 木村 | とろ唐揚げ | 200 |
げそ唐揚げ | 200 | |
あわび天ぷら【20時~】 | 500 | |
丸常蒲鉾店 | モダン揚げ | 200 |
すじ煮込みおでん | 400 | |
津乃利 | さば焼 | 300 |
造り盛 | 500 | |
ホタテ焼 | 500 | |
あん肝 | 600 | |
大國屋 | 珈琲 | 200 |
タテボシ貝 | 200 | |
子持鮎煮 | 300 | |
京つけもの 桝俉 | 錦 若冲漬盛合せ「錦」 | 300 |
錦 若冲漬盛合せ「都」 | 500 | |
錦 若冲漬盛合せ「旬」【20時~】 | 300 | |
錦 若冲漬盛合せ「祭」【20時~】 | 500 | |
鳥清 | 鶏もも肉のから揚げ | 400 |
田中鶏卵 | 京だし巻 | 400 |
九条葱入京だし巻 | 500 | |
桜えび入京だし巻【20時~】 | 600 | |
近喜商店 | あげやき手打ちそば | 200 |
手打ちそば | 300 | |
山元馬場商店 | 自家製鮒寿司 | 400 |
川魚のおでん | 400 | |
津乃弥 | かきフライ | 300 |
お造り | 500 | |
焼さば | 700 | |
子持ししゃもフライ【20時~】 | 300 | |
京なまふ 麩房老舗 | 生麩の田楽 | 300 |
生麩入り豚汁 | 400 | |
京ゆば 湯波吉 | ゆばちっぷす | 300 |
十代目つまみゆば(生ゆばのお刺身) | 500 | |
川魚 のとよ | カモロース焼とり | 300 |
うなぎキモ焼 | 400 | |
うなぎ蒲焼 | 400 | |
うなぎの骨カラ揚げ【20時~】 | 100 |
チケットは完全前売り制で、当日券なし。
19時から参加できる一般チケットと、20時以降参加できるレイトチケットがあります。
当日は、六角麩屋町にある生祥児童公園で受付を済ませ、清水焼のお猪口と飲食券(100円×10枚)をもらいます。
食べ物も日本酒も、すべてそのチケットで精算します。
現金でのやりとりは、できません。
チケットが足りないときは、錦市場の所々でおかわりチケットを買うことができます。
ちゃんと、当日飛び込み参加ができない仕組みになってます。
受付の公園と錦市場のお店の位置関係は、以下のとおりです。
では、ボクにとってはメインとなる日本酒の方はどうかというと。
当日、ブースを出した酒蔵は20蔵でした。
伏見の酒蔵さんが17蔵。他に羽田酒造さんや佐々木酒造さん松井酒造さんが出店されてました。
出品酒も先述のKYOTO LOVE SAKEに載ってるので、引用させてもらいます。
酒蔵名 | 銘柄 | 燗 | 販売価格 |
---|---|---|---|
黄桜 | ピアノ | - | 100 |
なからぎ 京の輝 | - | 200 | |
特選純米吟醸 黄桜 | 200 | ||
華祥風 大吟醸 黄桜 | - | 300 | |
吟醸 十二年貯蔵秘蔵酒 | - | 300 | |
純米大吟醸 生原酒(非売品)【20時~】 | - | 300 | |
北川本家 | 富翁 純米酒プルミエアムール | - | 200 |
富翁 大吟醸純米 ささにごり 生原酒 | - | 200 | |
富翁 大吟醸 たれくち 生原酒 | - | 400 | |
富翁 大吟醸原酒 斗瓶採 | - | 600 | |
大吟醸 金賞酒【20時~】 | - | 500 | |
京姫酒造 | 天使のどぶろく(限定品) | - | 100 |
匠 大吟醸 一番搾り原酒(限定品) | - | 300 | |
匠 純米大吟醸 | - | 300 | |
京姫 大吟醸原酒 袋吊り斗瓶取り雫酒(限定品) | - | 400 | |
キンシ正宗 | 銀閣 荒武者 | 200 | |
金鵄正宗 特別純米 | - | 300 | |
金鵄正宗 純米吟醸 | - | 300 | |
松屋九兵衛 純米大吟醸【20時~】 | - | 500 | |
月桂冠 | 京山水 本醸造 | 100 | |
祝米 大吟醸 | - | 200 | |
伝匠月桂冠 純米吟醸 | - | 300 | |
金賞受賞酒【20時~】 | - | 500 | |
齊藤酒造 | 英勲 純米しぼりたて生原酒 | - | 200 |
古都千年 純米大吟醸 | - | 300 | |
井筒屋伊兵衛 純米大吟醸 三割五分磨き | - | 500 | |
英勲 純米吟醸にごり酒【20時~】 | - | 200 | |
招徳酒造 | 純米酒 花洛 生酛 | 200 | |
無濾過生原酒 旭 | - | 300 | |
純米大吟醸 無濾過生原酒 祝 | - | 400 | |
宝酒造 | 特選 松竹梅 純米大吟醸 | - | 100 |
特選 松竹梅 山田錦 特別純米酒 | - | 100 | |
特選 松竹梅 純米大吟醸 しぼりたて【20時~】 | - | 100 | |
玉乃光酒造 | 純米吟醸 ささにごり | - | 200 |
純米吟醸 GREEN | - | 300 | |
純米吟醸 のこりのひとつぶ | - | 300 | |
純米大吟醸 備前雄町ぷれみあむ 春しぼり生原酒 | - | 300 | |
鶴正酒造 | 京都五山の四季 純米 | - | 200 |
純米大吟醸 古都の雫 | - | 200 | |
京都五山の四季 純米大吟醸 山田錦【20時~】 | - | 400 | |
豊澤本店 | 豊祝 しぼりたて 生原酒 | - | 200 |
豊祝 純米吟醸 | - | 300 | |
豊祝 純米大吟醸 祝 | - | 400 | |
京纏 純米大吟醸 | - | 500 | |
平和酒造 | 純米吟醸 慶長小判 | - | 200 |
増田徳兵衛商店 | 月の桂 柳 純米吟醸 | 200 | |
月の桂 稼ぎ頭 | - | 200 | |
月の桂 祝米 純米大吟醸 にごり酒 | - | 300 | |
柳 生原酒【20時~】 | - | 300 | |
松本酒造 | 桃の滴 特別純米酒 | - | 200 |
桃の滴 愛山 純米酒 | - | 300 | |
桃の滴 純米大吟醸 霧上桃源【20時~】 | - | 500 | |
都鶴酒造 | 都鶴 長期熟成酒 うなぎのねどこ | - | 200 |
都鶴 純米吟醸 原酒 | - | 200 | |
都鶴 純米吟醸 無濾過生原酒 | - | 300 | |
山本勘蔵商店 | 鷹取 しぼりたて | - | 100 |
鷹取 本醸造 特選 | - | 100 | |
鷹取 純米大吟醸 | - | 200 | |
山本本家 | 上撰 本醸造 鐵齋 | 200 | |
神聖 たれ口 | - | 200 | |
純米大吟醸 松の翆 | 300 | ||
神聖 祝米 純米大吟醸 | - | 400 | |
神聖 山田錦 純米大吟醸【20時~】 | - | 500 | |
佐々木酒造 | 西陣 特別純米 しぼりたて | - | 200 |
古都 大吟醸 新酒 | - | 300 | |
聚楽第 大吟醸 エクストラプレミアム | - | 400 | |
羽田酒造 | 京・北山 羽田 本醸造 | 200 | |
初日の出 純米あらばしり無濾過生原酒 | - | 200 | |
京都北山 六友 純米吟醸原酒 | - | 300 | |
初日の出 大吟醸 氷温囲い原酒 | - | 500 | |
松井酒造 | 冬季限定 富士千歳 純米にごり活性生酒 | - | 200 |
辛口純米 五紋神蔵KAGURA 無濾過生原酒 | - | 300 | |
春限定 神蔵 東風KOCHI 純米大吟醸 無濾過生原酒 中汲み | - | 400 | |
大吟醸 五紋神蔵KAGURA 無濾過生原酒【20時~】 | - | 400 |
蒼空の藤岡酒造さん、坤滴の東山酒造さん。
それと月桂冠グループの松山酒造さん、共同酒造さんが参加されてない感じですかね。
いい機会だったので、そういうのを狙っていきました!
先述した日本酒や食べ物で、合計5,000円使いました。
参加料に1人1,000円分の飲食チケット代が含まれるので、3,000円分買い足した計算です。
ボクは病み上がり。ニャコさんは、そんなに量を飲む人じゃない。
ということで、今回は食べる方にたくさんのチケットを使いました。
いやぁ、食った食った。
飲んだ、飲んだ。
子連れOK?“錦うまいもんと京の日本酒祭り”の攻略法
「攻略法」と書くと大そうなんですけど・・・。
ちょっと、巡り方のヒントのようなことを書いてみます。
まず受付ですが、一般チケットは17時から。
レイトチケットは、19時半からエントリー可能でした。
少し早めに受付を済ませ、定刻前に堺町か御幸町でスタンバイするのがおすすめです。
ようするに、錦市場の西端か東端にいましょうということです。
行ったり戻ったりするより、西から東あるいは東から西へと一方向へ歩くほうがいいです。
その辺も考えて、スタート地点を選ぶといいかも。
20時から21時半までの短い時間になるので、行くところを決めてから動く方がいいですね。
前売り券のみの1200名限定イベントなので、それほど強烈な混雑はありません。
松井酒造さんや田中鶏卵さんなど行列ができる店もありますが、基本的にすぐ買えます。
「混んでるから列に並ぶのやめとこう」な~んて、あまり考えなくていいと思います。
ただし、錦市場近辺はトイレが少ないのでタイミングが悪いと混みます。
参加前に済ませておく方が無難ですよ。
男女共用とか、あまりキレイじゃない所とかあるし。
和らぎ水はチケット100円分で買えるので、準備していかなくても大丈夫です。
ちなみに、かけひで水を垂れ流しているところがありお猪口で飲めました。
錦にこんなの常時あった??
規約には未成年者の入場は禁止となっていましたが、チラホラ子連れをみかけました。
とくに運営スタッフにとがめられている様子もなかったので、そのへんはゆるそうです。
推奨はしませんし、基本NGだと思いますが・・・。
家族で観光に来てる人も、親御さんが前売りチケットさえ買えば子連れで錦のうまいもんを堪能できなくもないですね。
「大人のイベントに子供連れて来るな!」と言われれば、返す言葉もないです。
あと、折り畳みできるテーブルやイスを持ってきて宴会してるグループもありました。
なかなか楽しそうでしたよ。
小さなものなら、アリですね。
まとめ
“錦うまいもんと京の日本酒祭り”は、京都のグルメと日本酒が堪能できるイベントでした。
錦のうまいもんは、京都の日本酒に合うものばかり。
大満足の食べ歩きイベントでしたよ。
ただし、時間が2時間半しかないので巡る方針があるといいです。
日ごろ買いにくい日本酒を飲むとか、限定酒や高級酒のみ攻めるとか。
今年飲めへんかった酒蔵さん、ガッツリ回りたいな。
以下、イベントの概要です。
名称 | 錦うまいもんと京の日本酒祭り 2018 |
---|---|
開催場所 | 錦市場商店街(御幸町通~堺町通の間) |
開催時間 | 一般チケット 19:00~21:30 レイトチケット 20:00~21:30 |
申込方法 | チケットe+にてプレオーダーまたは一般販売(完全前売制) |
参加費 | 2,000円/1人(お猪口と飲食券100円×10枚付き) |
最寄駅 (受付まで) |
地下鉄「京都市役所前駅」から約700m(徒歩約10分) 阪急「河原町駅」から約700m(徒歩約10分) |
予算 | 2,000円~5,000円/1人 |
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