京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ

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白木久“新酒しぼりたて”(白杉酒造)を飲んでみた

2017年12月28日

家呑みログ、22本目。

日本酒を飲み始めて、初めての冬。
「何か新酒を飲んでみたいなぁ」と思い2本買いました。

今回は、そのうちの1本“白木久 新酒しぼりたて”をレポートしますね。

では、さっそく。

“白木久 新酒しぼりたて”ってどんなお酒?

今回のお酒は、酒屋くぼしまさんで購入しました。
2017年9月にオープンされたお店で、三条河原町東入ルにあります。

三条京阪や地下鉄市役所前駅から、歩いて5分ぐらいですね。

こちらのオーナーさんは、酒造会社で長年営業をされたあと独立されたそうです。
知識が豊富で、初心者にも親切丁寧に説明してくださいました。

「京都の新酒が飲みたいです!」と伝えると、推してくださったのがこの2本。
木下酒造さんの“玉川”と白杉酒造さんの“白木久(しらきく)”です。

玉川と白木久

厚かましく試飲をリクエストしたら、快く味見させてもらえました。
玉川は「マッタリ濃醇な甘味」で白木久は「スッキリ濃醇な甘味」ですね。

どちらも生原酒なので、アルコール感がガツンときます。
美味しかったので2本とも買い、年末を新酒で楽しむことにしました。

何気に、試飲グラスが凄かった・・・薄くて、口当たりがメチャいい。
聞けば“木村硝子”さんのグラスだとか。

ダット
酒屋くぼしまさんは、角打ちもできる居心地がいい酒屋さん。
三条河原町に行くときは、寄りたいお店ですね。
ニャコ
一人で行ってきたん?
コミュニケーション苦手やのに、頑張ってるやん。
ダット
やろ?
ニャコ
褒めてへん。嫌味やし。

うちに戻って、さっそく開栓。
まずは白木久から。

白木久 新酒しぼりたて 表
白木久 新酒しぼりたて 裏

白木久は、2度目です。前回は“円熟純米原酒”を日本酒の日(10/1)に飲みました。
凄くほっこり&リラックスできるお酒だったので、今回も楽しみです。

“円熟純米原酒”の家呑みレポートはこちら。

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蔵元の白杉酒造さんは、酒米ではなく食用米を使った日本酒造りをされています。
それが理由かわかりませんが、飲むとご飯を食べたときみたいに気分がホッコリ。

“白木久 新酒しぼりたて”も京丹後新米コシヒカリ100%とのこと。
さて、味わいは試飲のときと同じなのか違うのか、楽しみです。

飲んでみます。

ダット
香りは爽やか、穏やか。飲んでみると、濃醇で優しい甘味!
食用米と言われれば、そんな気がする甘さやね。
ニャコ
新酒って、たしかにフレッシュやな。若々しく、荒々しい。
アルコール度高いし、わたし的にはロックがいいなぁ~。
ダット
食前に、そのままでキュッと一杯。
食中は、ロックで味わいを丸くして飲みたい感じやね。
ニャコ
この甘味、ええな!濃醇なのにクドくないやん。
薄味の料理でも、合わせやすそう。

アル添の無濾過生原酒(普通酒)は、これで3本目です。
ちなみに、前に飲んだのは“香の泉 鳳紋”と“金鵄正宗 蔵開き限定酒”でした。

“香の泉 鳳紋”のレビューはこちら。

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こうしてアル添の無濾過生原酒を3本飲んでみると、味わいに傾向があるような?
その最たる特徴は、濃醇な甘味と力強いアルコール感かなと思います。

あの甘味と、胸がカッと熱くなるほどの辛さが記憶に残りますね。
クセになる感じ?ときどき無性に飲みたくなります。

今回の“白木久 新酒しぼりたて”もそんなお酒で、優しくて濃い甘味が個性的です。
さて、どんな料理と合うのか。

“白木久 新酒しぼりたて”と居酒屋メニュー

“白木久 新酒しぼりたて”は、味わい濃醇でアルコール度が高い日本酒です。
このタイプのお酒は単独でも飲める反面、料理と喧嘩しやすい。

そういうときは、日本酒バル的なメニューが無難ですよね。
いわゆる“アテ”とか“酒の肴”系の料理がよく合うと思います。

ということで、レンコンの挟み焼。
付け合わせは、カボチャの炊いたん。

レンコンの挟み焼とカボチャの炊いたん

豚肉とエリンギを炒め、九条ネギを添えて。

京野菜のひとつに数えられる“九条ネギ”は、辛さがやわらかです。
京都のラーメン店でもよく見ますね。

ダット
それにしても、京都の人は料理もお酒も「口当たりがやわらかいもの」が好きやね。
豚肉とエリンギ炒め

付け合わせは、にんじんシリシリ&春雨サラダ。

にんじんシリシリと春雨サラダ

こういうメニューだと、日本酒の役割度が上がりますよね。
「日本酒が主役で料理がサブ」でもありです。

“にんじんシリシリ”は、沖縄の郷土料理らしいです。
うちは、ニンジンとシーチキンで作ります。これが、お酒に合うんだな。
参考 味の素レシピ大百科「にんじんシリシリ」

ご飯ものに“白木久 新酒しぼりたて”をロックで

“白木久 新酒しぼりたて”の甘味は、家庭料理と馴染みやすい甘さです。
ただしちょっと濃いので、食中はロックがいいですね。

ニャコ
わたしは強いアルコール感も苦手やし、ロックがちょうどいいわ。
味わいも丸くなるし、スイスイいけるね。

ロックにすると薄味から濃い味まで、和洋中なんでも合わせやすいお酒ですね。
ご飯ものメニューなんかでも合いました。

たとえば、オムライス。
ボクもうちの子たちも、大好きメニューです。

ふわとろオムライス

牛丼とかでも合うし、口の中に残る油を洗い流す効果も。

牛丼!

ちなみに、アップルケーキとの相性が良かったです。
白木久の甘味がアップルケーキの甘味とシームレスにつながっていく感じでした。

アップルケーキと白木久のマリアージュ

改めて、日本酒とスイーツは合うなと感心しました。

まとめ

“白木久 新酒しぼりたて”は、濃醇で優しい甘さが特徴の日本酒でした。
ただし無加水のアル添原酒なので、とても力強いアルコール感もあります。

“最初の一杯”にいい日本酒だなと思いますが、濃い味わいが食中には不向きかも。
と思いきや、ロックにして加水されることで一気に懐が広いお酒になります。

このあたりは、食用米から造ったお酒の底力なのでしょうか?
実力派のお酒だな、と思いました。

以下、概要です。

蔵元 白杉酒造 株式会社
分類 無濾過生原酒(普通酒)
酒米 丹後産コシヒカリ100%
精米歩合 70%
アルコール度 18%以上19%未満
日本酒度 -
酸度 -
購入価格 1,144円(税込)/720ml

白杉酒造の公式オンラインショップはこちら

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