京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ

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七本鎗“純米”滋賀渡船6号(冨田酒造)を飲んでみた

2017年12月21日

家呑みログ、21本目。

むむむ・・・初めて酒屋で嫌な思いをしました。
まぁ、買ったお酒は美味しかったし、いいか!(^O^)/

今回は“七本鎗 純米 滋賀渡船6号”の家呑みをレポートしますね。

では、さっそく。

“七本鎗 純米 滋賀渡船6号”ってどんなお酒?

趣味的に日本酒を飲み始めて、はや半年。
今はいろんなことを体験してみたいので、いろんな酒屋さんでお酒を買ってます。

それで、某酒屋さんにお酒を買いにいってみたのですが・・・。

なんかご立腹だったみたいで、張り詰めた空気の店内で怒気立った対応を戴きました。
まぁ、虫の居所が悪い日もありますよね。人間だもの。

ダット
入店するなり、ギチギチした雰囲気を感じたので・・・。
ササッとお酒を買って、ササッと帰ってきました。
ニャコ
それは、残念やったな。
次行くときは、ニコニコやとええな。
ダット
そやね!いろいろアドバイスもらいながら買いたいよね。

余談でした。

さて、以前飲んだ“三連星 白”と“道灌 特別純米生原酒”の甘味が美味しかったので。
共通点を考えてみたら、酒米“滋賀渡船6号”かな?と。

“三連星 白”の家呑みレビューはこちら。

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で、なんか渡船の日本酒ないかな~って探して見つけたのがコレです。

七本鎗純米滋賀渡船6号表
七本鎗純米滋賀渡船6号裏

おもしろいですね、七本槍じゃなくて七本“鎗”。
部首が、木偏じゃなくて金偏なんです。

ラベルの説明によると、これは魯山人さんが書いた篆刻文字を使ってるとのこと。

冨田酒造さんがある滋賀県長浜市には“賤ヶ岳古戦場”があります。
その賤ケ岳の戦いで功名があった通称“七本槍”ですが、全部言えます?

ダット
加藤清正?福島正則?
・・・あとは無理。

ちょっと、歴史の勉強をしておきましょうか。
七本槍は、以下の7名のことです。

  1. 脇坂安治
  2. 片桐且元
  3. 平野長泰
  4. 福島正則
  5. 加藤清正
  6. 糟屋武則
  7. 加藤嘉明

ふむ。

では、飲んでみましょう。

ニャコ
ほんのり、爽やかな香り。
色は、ちょっと山吹がかってる?
ダット
おぉ、これこれ!落雁みたいな、複雑で上品な甘さ。
やっぱり、この甘味は渡船6号由来の甘味なんやなぁ。
ニャコ
穏やかやけど旨味と酸味も利いてるので、バランスいいね!
酸味があるぶん、甘味は低めに感じる。
ダット
冷蔵庫で冷やしてたから、味わいが硬い?
燗にしたら、味がひらきそうやな。

先述の渡船6号の2本は、上品で濃醇な甘みが味わいの主たる特徴でした。
こっちは酸味や旨味みも特徴の一員で、旨甘いです。酸味が、なかなかいい感じ。

精米歩合は77%。でも、変な雑味はぜんぜん感じません。
むしろ、削らなかったぶん旨味がつまってて重厚な味わい。

食べてみたいペアリング料理は、冷酒で飲むなら乳製品を使うクリーミーなもの。
燗で飲むなら、焼き魚。あぶったイカとかですかね。

“七本鎗 純米 滋賀渡船6号”はクリーミーな料理と合う

ということで、ピザを作ってもらいました。

自家製ピザとか焼きたての自家製パンって、ホントうまい。
みんな、パン焼き機を買うべき。

これは、ベーコン・しめじ・ピーマンのピザ。

ベーコンピザ

これは、明太子とポテトのピザです。

明太子ピザ

うむ、美味いです。
七本鎗の甘味・旨味・酸味が、濃厚なチーズの味とからみ合うようです。

甘味控えめのお酒なので、ピザの塩味にかぶさって消すようなことはありません。
酸味は、調味料的な下支え。旨味は、チーズの旨味とよく合います。

続いて、クリームシチュー。

クリームシチュー

こちらも、ピザ同様においしい組み合わせです。

温かいシチューと冷たい日本酒の対比も、心地いいですね。
洋酒グラスで飲むと、おいしいですよ。

さて、和風ならどうなるか?
ということで、豆乳鍋。

豆乳鍋、ホッコリ

ほほぉ~、バツグンにうまい。
熱燗で、ホッコリ。

椎茸とシメジが美味しい。
キノコと日本酒による、めくるめく旨味の波状攻撃。

豆乳鍋と“七本鎗 純米 滋賀渡船6号”は、イチオシの組み合わせですね。
豆乳に創味シャンタン、おろしニンニク、味噌で味付けしてます。

ダット
“七本鎗 純米 滋賀渡船6号”は、ぬる燗ぐらいの熱さが美味しかったですよ。
熱すぎると甘味が下がり過ぎて、酸味と辛さが目立ちすぎました。

“七本鎗 純米 滋賀渡船6号”は肉料理より魚料理

“七本鎗 純米 滋賀渡船6号”は、魚にもよく合うと思うんです。
だんぜん、肉より魚じゃないかなぁ・・・と。

試してみましょう!
まず、お肉。

肉は文句なしにうまい

うん、それなりに美味しい。
でも、このお酒をマッチングさせる意味はうすいかも。

続きまして、角煮で。

角煮にチャレンジ

うん、それなり。

選手交代で、魚にいきましょう。
まずは、ブリの照り焼き。

ブリっと照り焼き

ほら、うまい。

旨味広がり、酸味が焦げた醤油の甘苦さをほどよく抑える。
でもって、ブリの旨さも映えるわけです。

あぁ、ぬる燗って最高にホッコリする。

ニャコ
極楽じゃ♥

続いて、サンマ。

ひゃ!サンマでんがな!

やっぱり、うまい。
ワタ周りの苦味が残った部分なんか、日本酒と最高に合う。

ぬる燗の七本鎗、絶好調。
キレよく辛いので、魚の臭みも洗い流してくれますね。

最後に、オツマミをひとつ。
ほんのり酸っぱい“すぐき”というお漬物。

すぐき

すぐきは、柴漬けや千枚漬けとならぶ京都三大漬物のひとつ。
乳酸発酵した漬物は、燗酒のアテにいいですよ~。

お試しあれ。

まとめ

“七本鎗 純米 滋賀渡船6号”は、上品な甘味と酸味がきいたお酒でした。
精米歩合は77%。旨味シッカリ、派手ではないけど複雑で個性的な味わいですね。

冷酒で飲むなら、クリーミーな味わいの洋食がおすすめ。
燗酒で飲むなら、豆乳鍋や焼き魚がよく合います。

ちなみに、燗酒なら熱すぎない温度がうまいです。
ホッコリ飽きない味わいで、毎日の晩酌に適したお酒だと思いました。

以下、概要です。

蔵元 冨田酒造 有限会社
分類 純米酒
酒米 滋賀渡船6号
精米歩合 77%
アルコール度 15%
日本酒度 +8
酸度 1.7
購入価格 1,566円(税込)/720ml

冨田酒造の公式ホームページはこちら

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