家呑みログ、23本目。
今回は、クラウドファンディングのリターンでいただいた“百年の煌”です。
お正月から、このスペシャル日本酒で気持ちよく酔いました。(#^^#)
狙ったわけではないですけど、お節料理にメチャ適した日本酒でした!
では、さっそくレポします。
美冨久酒造“百年の煌”ってどんな日本酒?
まずは“百年の煌(きらめき)”がどんなお酒か、説明が必要ですね。
この日本酒は、滋賀県甲賀市水口町にある美冨久酒造さんが創業百周年を記念して造ったお酒です。
蔵元さんについては、以前酒蔵見学に行ったときのレポートに詳しく書きました。
“百年の煌”のバックグラウンドを知るために、ぜひご一読ください。m(__)m
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美冨久酒造さんと言えば、山廃。
滋賀県産の酒米を山廃で造った日本酒は、滋賀の風土料理によく合いそうです。
“百年の煌”も滋賀県産山田錦を32.9%まで精米して山廃で醸造したお酒です。
ミフク(329)にかけて0.1%までこだわった、粋な日本酒ですね。
なので、その口当たりは伊達じゃない!
(↑アムロの声で脳内再生してね!笑)
日本酒度×酸度グラフは、こんな感じ。
で、このお酒がクラウドファンディングのリターンになってまして。
思わず、全力で支援してしまいました。
詳しくは、こちら。
それにしても、にわか仕込みの日本酒ファンにとっては「山廃で純米大吟醸って???」と感じてしまいます。
純米大吟醸は“薫酒(くんしゅ)”に分類されてるやん?真逆のお酒では?
薫酒といえば、香り高く味わい軽快。冷やして飲みたい。
このアンビバレントさが、いい意味でドキドキさせますね。
今回はお正月にお屠蘇(おとそ)として飲むので、お節料理に合って欲しい!
“百年の煌”はめでたい日にオススメ!
いや、まず何がテンション上がるかって箱ですよ、ハコ。
高級感がすごい。
iPhoneなみに、開封の儀。
さて、改めまして、明けましておめでとうございます。
今年も、どうぞご贔屓にお願い致します。
では、おせちの前にひと口飲んでみましょう。
とろり&スッキリした甘味は、パイナップルを連想させるね。
どんどん広がってスッと終わる余韻。
外連味(けれんみ)のない甘味は奥ゆかしく、続く旨味や酸味もふっくら優しい。
味わい(甘・旨・酸)は切り替わるのではなく、連鎖してフュージョンしていく。
あぁ、これはまさしく美冨久さんの日本酒だ・・・。
「三連星からの美冨久」と同じ流れが、1本の中に凝縮されてる。
なぜ、山廃仕込で滋賀県産山田錦の純米大吟醸なのか?
美冨久酒造さんがやってきたこと、やりたいこと、表現されてる気がする。
感動した。(T^T)
まさか、日本酒飲んで泣くことになるとは・・・ウルウル。
余談でした。
それでは、お節料理とマッチングしてみましょう。
なんと、義父の手作り。
ああ、なるほど!
控えめで複雑うまい日本酒だから、食材が百花繚乱のお節にも合うなぁ。
ただし、ひとつだけ合わない食材が!
それが何かというと、カズノコ。魚臭さが、強調されちゃう。
それにしても、年明け早々から美味いお酒があるという幸福感。
最高ですね。
“百年の煌”は洋食でも和食でもOK!
百年の煌、お節料理以外にもいろいろ合わせました。
結論からいうと、どの料理にも寄り添って盛り上げてくれました。
いくつか、載せておきます。
たとえば、焼き鳥とか。
とくに、鶏皮の塩。
牛ミンチのハンバーグも。
つなぎ少な目の、肉々しいやつです。
一の傳、カレイ(タラ?)の西京焼き。
これはカズノコのように魚臭さくないですから、美味しかったです。
グラスは洋酒用がいいかな?と思うけど、なかなかのオールラウンドプレーヤーぶり。
おいそれと手が出せない金額のお酒ではありますが・・・。
晴れの日、祝いの日、パーティーにいいと思います!
まとめ
美冨久酒造さんの“百年の煌”は、ファンならおおいに飲む価値あり。
創業100周年を記念するのに、ふさわしいお酒だと思います。
できれば、美冨久酒造さんの歩みも知っておいていただきたいところ。
感情移入できますよ。
山廃仕込と吟醸造りの関係が、絶妙。
「新年に、お節料理に合わせて良かった!」と心から思います。
以下、概要です。
蔵元 | 美冨久酒造 株式会社 |
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分類 | 純米大吟醸酒 |
酒米 | 滋賀県産山田錦100% |
精米歩合 | 32.9%(ミフク) |
アルコール度 | 17% |
日本酒度 | -0.7 |
酸度 | 1.3 |
支援価格 | 7,500円(クラファン) |