家飲みログ68本目は、愛知県岡崎市にある丸石醸造さんのお酒。
「純米吟醸 二兎 山田錦五十五 火 ひやおろし」を飲みました。
このお酒は、mu2coさん(@AyouHappy0217)からのいただきものです。
ありがとうございます。
二兎をこのブログにあげるのも、3本目になるんですけど。
前回の2本とは、かなりおもむきが違い驚きました。
ということで、さっそくレビューしますね。
丸石醸造「純米吟醸 二兎 山田錦五十五 火」を飲んだ感想
二兎アンバサダーと言っても過言ではないmu2coさんから、二兎をいただきました。
「純米吟醸 山田錦 精米歩合55% 火入れ」でしかも「ひやおろし」とのこと。
第1回の関西日本酒オフ会で「二兎 THEMA」を飲ませていただいてるんですけど。
あれも「純米吟醸 山田錦 精米歩合55% 火入れ」で、酵母違いっておっしゃってたような?
どんなふうに違うのか、楽しみです。
さっそく、味見の感想を。
飲んだ印象は、燗酒にしたら美味しくなりそうな複雑味があるな。
苦味、ガッシリやね。ひやおろしやけど、若々しさが残ってる?
何と合わそうかなぁ。味噌炊きの、鍋料理とかかな?
なんか、もっと美味しくなりそうな予感。
前に飲んだ二兎はすごくモダンな感じがしたんですけど、こちらは古風な味わい。
複雑味があって「これは、燗にしたらうまいだろうな」と感じます。
しぼりたての頃は粋でいなせ、男前のお酒だったことが想像できますね。
熟してきた感じの落ち着きはありますが、若々しさもほんのり残ってます。
せっかくだから燗付けて、料理も温かいものがいいですね。
味わいにいい感じの余韻があるので、料理も余韻に浸れるものが良さそうです。
ちなみに、開栓後日を追うごとに味わいのバランスがよくなりました。
余韻は、少し短くなったように感じます。
こちらにもっと詳しく感想を書いてますので、参考にどうぞ。
丸石醸造「純米吟醸 二兎 山田錦五十五 火」でペアリング
こういう複雑味があって甘味が穏やかなお酒は、ペアリングしやすいですよね。
とくに和食系なら、だいたい何でも合う印象です。
まずは、ササミの梅しそ巻き。
二兎は、常温で。
鶏肉の旨味や、梅肉の酸味が二兎といい感じで重なります。
甘味がよりおだやかになって、フワッと広がっていく感じがしますね。
つづいて、筑前煮と冷ややっこ。
それから、チクワに餅を詰めてポン酢とバターで焼いたオツマミ。
二兎は、人肌燗(35度ぐらい)で。
あぁ、たまらん。ホッコリの波が押し寄せてくる。
醤油やみりん、酢との相性が良さげですね。
つづいて、豆乳鍋を。
二兎は、ぬる燗(40度ぐらい)で。
鍋の旨味と一緒に、お酒の甘味や酸味が広がります。
料理の温度とお酒の温度がシームレスにつながっていくのも、いい感じ。
最後は、パスタを入れて和風カルボナーラにしました。
つづいて、ちょっと居酒屋っぽく。
焼き鮭、軟骨のから揚げ、ホウレン草のゴマ和え、揚げだし豆腐&茄子、枝豆。
二兎は、人肌燗ぐらいからの燗冷ましで。
開栓後1週間ほどで味わいバランスがよくなったので、ホッコリ感が増してます。
楽しい。
二兎、今回も飲み切るのが早かったです。
前回のような「あっ!これうま!」っていうわかりやすいお酒じゃないけど。
自然と手が伸びて気が付けば無くなってるという、模範的な日常用食中酒ですね。
オールラウンダーな、いいお酒でした!
mu2coさん、ありがとうございます。
まとめ
「純米吟醸 二兎 山田錦五十五 火」をいただきました。
記載はないですが「ひやおろし」とのこと。
わりとクラシックな美味しさで、料理と合わせやすいタイプ。
燗が、おすすめ。とりわけ料理に酸味があると、お酒の甘味や旨味がふくらみます。
開栓後、日を追うごとに味わいのバランスがよくなる楽しいお酒でした。
なんだか、ノスタルジックな気分になるました。
以下、この日本酒の概要です。
醸造元 | 丸石醸造 株式会社 |
---|---|
分類 | 純米吟醸酒 |
酒米 | 山田錦 |
精米歩合 | 55% |
アルコール度 | 16度 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
参考価格 | 1,612円(税別)/720ml |
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