酒造の神様として信仰されている松尾大社に行ってきました。
参拝の様子を、シラフでレポートします!
松尾大社の必見スポットや、オススメのお守りなど紹介しますね。
京都を観光する予定の日本酒好きの方。
参考にどうぞ!
では、さっそく。
松尾大社へのアクセスは?最寄り駅と駐車場
松尾大社へは、いろいろなアクセス方法があります。
交通機関を使っていくなら、阪急電車か京都市バスですね。
松尾大社の最寄り駅
- 阪急電車 → 松尾大社駅
- 京都市バス → 松尾大社前
最寄りの駅・バス停からすぐ!
目の前に、松尾大社の大鳥居が見えます。
本殿に向かって進んでいくと、2つめの大鳥居があります。
この鳥居の南側と、鳥居までの参道両脇に駐車場があります。
車で行くなら、イベントやお祭りの日は注意です!
松尾大社の駐車場が満車になると大変ですよ。
近隣には、わずかな台数分しかコインパーキングがありません。
嵐山を観光したあと阪急嵐山駅でレンタサイクルを借りて、桂川沿いを松尾までサイクリング!
自転車で来た人は、2つめの鳥居の脇に停めてるみたいですよ。
駐輪所的なスペースになってます。
まぁ、祭事がなければ参道の駐車場がガラガラなので、そっちに停めてもいいかもですね。
松尾大社や近辺の地図は、公式サイトがイラスト付きでわかりやすいです。
松尾大社でお参り & 亀の井を見学
2つめの鳥居をくぐると、目の前に桜門と呼ばれる山門が見えます。
桜門をくぐって右手に手水舎(ちょうずしゃ)があります。
手水の作法(マナー)って、知ってますか?
晴明神社の動画がわかりやすいですよ。
↓参考にどうぞ。
手水で心身を清めたところで、先に進んでみましょう。
松尾大社は、所々に亀の像があります。
この亀は、松尾神社の神使(しんし=神の使い)です。
あと、北野天満宮の牛!それから、護王神社の猪とかね!
亀の横の階段を上がると、目の前に拝殿。
その向こうに本殿があります。
ときどき、本殿の中では七五三やお宮参り、結婚式の祈祷なんかしてます。
タイミングよく見られると、荘厳な雰囲気に気持ちが引き締まります。
神輿庫の菰樽と相生の松
さて、参拝が終わって階段を降りたら右側を見てみましょう。
菰樽(こもたる)が並ぶ神輿庫(しんよこ)があります。
この菰樽の銘柄を順番に飲んでいくのも、おもしろいかもしれませんね。
続きまして、菰樽を見たらもう一カ所必ず参拝すべきところがあります。
それがどこかというと、神輿庫の前にある相生の松(あいおいのまつ)です。
御利益は恋愛成就と夫婦和合!
ここは言っておいた方がいいですよ、お父さん。
残業続きで帰ってみたら、表札が奥さんの旧姓に変わってた・・・とか嫌でしょ?
愛妻家のボクは、必ず参拝してます。
神泉“亀の井”
それでは、酒好き必見ポイントに向かいましょう。
本殿に向かって右手に廊下があり、その下をくぐることができます。
橋をくぐって奥へ行くと、神泉“亀の井”があります。
お酒のお守り
さて、今度はどうしても買いたいものがあるので、授与所に向かいます。
授与所は、菰樽の近くです。
で、どうしても買いたかったのがコレ。
テッテレー♪♪
酒のみ御用達、服酒守!!(飲酒のお守り)
御利益は、延命長寿や万人和楽とのこと。
絶対、要るでしょコレ!?笑
ちなみに、他にも販酒守と醸酒守がありますよ。各800円です。
お酒の資料館
よし、では本殿を後にして桜門をくぐりましょう。
もうひとつ、寄るべきところがあるので行ってみます。
その名もお酒の資料館。
桜門の階段を下りて、右側にあります。
入場無料です。
お酒の資料館では、松尾大社と酒の神の関わりや酒造道具などが展示されています。
昔の酒造の様子がミニチュアで再現されていて、かわいいです。
さて、これだけ見て回るとチョット疲れてきますね。
最後に、お茶して帰りましょう。
立ち寄ったのは、松尾大社の敷地内にある団ぷ鈴というお店。
みたらし団子の卸売り専門店さんの直営ということで、みたらし団子が美味しい!
もちろん(?)日本酒もあります!
飲酒運転は、ダメですよ。
↓メニューですが、ちょっとボケました・・・ごめん。
ちょっと読みづらいので、銘柄名だけでも文字起こししておきますね。
- 本醸造 まるたけえびす(佐々木酒造/京都市上京区)
- 純米酒 みやこつる(都鶴酒造/京都市伏見区)
- 山廃特別純米 道灌(太田酒造/滋賀県草津市)
- 吟醸酒 酒公杯(羽田酒造/京都市右京区京北)
“道灌(どうかん)”は、滋賀県草津市にある太田酒造さんのお酒です。
松尾大社の御神酒は、太田酒造さんが卸しているそうです。
太田酒造さんの道灌蔵は、見学(要予約)と試飲ができるのでオススメです。
こちらの記事で詳しく書きましたので、参考にどうぞ。
-
滋賀県草津市にある太田酒造道灌(どうかん)蔵に行った感想
お盆の最中に酒蔵見学してきました。 滋賀県草津市にある太田酒造さんの道灌(どうかん)蔵です。 人生初の日本酒蔵見学でドキ ...
団ぷ鈴さんは、窓から見える庭園(作、重森三玲)がキレイです。
心もお腹も癒されたところで、参拝終了です。
松尾大社とは?
松尾大社に行きたいなと思った方へ。
ちょっと予習してみませんか。
その方が、きっと有意義な参拝になります。
松尾大社について
松尾大社は、四条通りの西端にあります。
ちなみに、四条通の東端は八坂神社の西桜門ですね。
西暦701年(大宝元年)、京都の西を本拠地にしていた秦氏によって創建されたとか。
秦氏には酒造精通者が多く、松尾大社も酒造神として崇拝されています。
祀られている神様は、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこと)の2柱。
大山咋神は山を所有する神であり、農耕を司る神様です。
松尾山と滋賀の比叡山に鎮座されているそうです。
松尾山には大きな磐座(いわくら=信仰の対象となる岩)があり、その祭祀が崇拝の始まりとされています。
松尾大社の上卯祭と中酉祭
松尾大社は祭典行事がたくさんあります。
その中でも、醸造と関わりが深いのが上卯祭と中酉祭です。
- 上卯祭(じょううさい)とは?
- 11月の上卯の日(11月最初の卯の日)に、醸造安全を祈願する行事。
- 全国から醸造関係者が集まり、守礼の木札をもらい持ち帰る。持ち帰った木札は蔵に祀られ、醸造が始まる。
- 中酉祭(ちゅうゆうさい)とは?
- 4月の中酉の日(4月2回目の酉の日)に、醸造完了を感謝するために開催される行事。
今は、十二支と言うと年ごとに変わるイメージですが、昔は月日にも割り当てられていたそうです。
で、“卯”と“酉”の日に醸造の祭事をするのには、ちゃんと理由があるそうです。
古来より、卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味していると言われ、酒造りは「卯の日」にはじめ、「酉の日」に完了する慣わしがあり、お酒造りにかかわる祭りの日取りもこうした昔からの慣習によるものであるとされています。
引用:松尾大社公式サイトより
11月の上卯の日と4月の中酉の日を調べて、その日に参拝してみてはどうでしょう。
一般の人も、本殿の外からチラッと見られるみたいですよ。
2017年上卯祭で太々神楽(だいだいかぐら)を見てきました
2017年の上卯祭の日(11月12日)に、松尾大社に参拝してきました。
本殿の様子は見られませんでしたが、拝殿にて神楽を見ることができました。
本殿ではたくさんの酒造会社さんの名前が読み上げられ、拝殿にも名だたるお酒がズラリ。
日本酒ファンとしては、ワクワクが止まりません。
11時過ぎ、神楽の始まり始まり~。
ちょうど七五三参りのシーズンで、たくさんの子供たちが興味津々で見てました。
福の神、登場。
なかなか能楽なんて見る機会がないので、貴重な体験ができました。
嵐山へモミジを見に行くなら、上卯祭の日にして松尾大社まで足を延ばしてみませんか?
で、帰りに団ぷ鈴でキュッと一杯。最高ですよ。(*^∀゚)ъ
酒1グランプリ
松尾大社では、毎年“酒1グランプリ”が開催されています。
参加者は各蔵が出品している日本酒を試飲して、好みの蔵に投票します。
出品蔵元は、年々増えてるみたいですよ。
直近の第4回は、全国から45蔵が参加したそうです。
↓公式フェイスブックです。
チケット販売は、2月ごろから前売りされるみたいです。
枚数限定なので、早い者勝ち。
詳しくは、コチラ。
第5回の酒1-グランプリに参加してきました。
よかったら、こちらの記事もどうぞ。
-
好きな日本酒蔵に投票♪松尾大社の酒1グランプリ2018参加レポ
ついに、行ってきました。 京都市西京区の松尾大社で開催される“第5回 酒1グランプリ”へ! 去年の6月、日本酒を飲み始め ...
まとめ
松尾大社はお酒の神様として名高く、醸造関係者が参拝することで有名です。
阪急嵐山駅の隣の駅ということもあり、観光しやすい立地でもあります。
広い敷地内には、神泉“亀の井”などたくさんの見どころがあります。
服酒守や団ぷ鈴の日本酒も、いいですよね!
京都に来られる日本酒好きのかたは、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
以下、松尾大社の概要です。
名称 | 松尾大社(まつのおたいしゃ) |
---|---|
住所 | 京都府京都市西京区嵐山宮町3 |
電話 | - |
最寄駅 | 阪急松尾大社駅から280m 市バス松尾大社前バス停から280m |
駐車場 | 敷地内に駐車場あり |
予算 | 本殿や亀の井の参拝は無料 |
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