お盆の最中に酒蔵見学してきました。
滋賀県草津市にある太田酒造さんの道灌(どうかん)蔵です。
人生初の日本酒蔵見学でドキドキしたけど・・・。
とても親切に対応してくださったので、楽しく見て回れました!
見学の様子をレポートします。
では、さっそく。
太田酒造道灌蔵の大きさにビックリ!
うちのニャコは、実家が滋賀でして。
ひこにゃんのことを「先輩」と呼んでいるとかいないとか。
で、お盆で帰省したついでに、滋賀の日本酒を買いたいなぁ・・・と。
それで、せっかく買いに行くなら酒蔵見学もできないかなと思ったしだいです。
とはいえ、お盆真っ最中。さすがに、お休みかも?
ダメ元で電話してみたら・・・。
太田酒造さんが快く「見られますよ」と言ってくださいました!
で、さっそく行ってきました。
入口から蔵に入ると、まず直販所があります。
在庫は多くないようですが、日本酒だけじゃなくワインも置いてありました。
ニャコがワイン好きなのでピッタリやん!
お酒は後で買うとして、直販所から続く階段で2階へ。
2階を奥へ奥へと進むと、製麹室(せいきくしつ)にたどり着きました。
今は酒造中ではないので、中も見させていたきました。
ここで蒸した酒米を手でほぐし、冷まして、麹菌をかけ保管するそうです。
米のデンプン質を糖分に変える工程ですね。
中は蒸し暑く、木と米麹甘酒のような香りがします。
うちの子供は顔をしかめて逃げ出し、直販所まで避難していきました。
続いて、酒母室(しゅぼしつ)。
清酒酵母を増やして、糖分をアルコールに変えていく工程です。
ここで暖気樽(だきだる)を使って酵母を活性化させる様子や、山廃のことなど教わりました。
最後に、仕込みタンクや貯蔵タンク。
まだお盆のころなので、仕込みタンクは空っぽですが・・・。
寒くなるころには、蔵人さんが忙しく作業しておられる様子が思い浮かびます。
You Tubeにこんな動画がありました。
仕込み中ですね。
以上、道灌蔵見学の様子でした。
とっても勉強になりました。
もし、この記事を読んで「初心者だけど、行ってみたい!」と思った方がおられたら、酒造りの流れを予習していくといいですよ。
酒造りの流れや専門用語を覚えていく方が、120%楽しく見学できます。
↓参考にどうぞ。
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太田酒造さんの道灌蔵は、とっても大きかったです。
入口から想像できないぐらい、奥行がありました。
案内してくださったのは、社長の太田さんでした。
っていうか「にわか仕込みのミーハー日本酒ファン」って誰のことやねん!
太田酒造の道灌とは?
見学のあとは、直売所で日本酒を買いました。
太田酒造さんの代表銘柄は“道灌(どうかん)”です。
読みなれない漢字ですが、どういう由来があるのでしょう?
じつは、道灌は太田さんのご先祖様に由来します。
太田道灌は15世紀半ばに関東で活躍した英傑の名で、江戸城を築城した方とのこと。
太田道灌(おおた どうかん)は、室町時代後期の武将。武蔵守護代・扇谷上杉家の家宰。
摂津源氏の流れを汲む太田氏。諱は資長(すけなが)。太田資清(道真)の子で、家宰職を継いで享徳の乱、長尾景春の乱で活躍した。江戸城を築城したことで有名である。
武将としても学者としても一流という定評があっただけに、謀殺されてこの世を去った悲劇の武将としても名高い。
引用:ウィキペディア「太田道灌」より(最終更新 2017年8月6日)
太田家は、道灌から六代目の孫・太田正長さんのときに幕府直々の内命で草津に移住したそうです。
その後、江戸時代末期に多一郎さんという方が酒造を始め、数々の苦労を経て現在に至る、と。
歴史好きの方にも、楽しい場所だと思います。
誰がどんなふうにお酒を造っているのか?
そのお酒にどんな物語が隠されているのか?
そういうことを知ったあと、日本酒を買うのはチョット格別ですね。
近所の酒屋で機械的に購入するのと、ぜんぜん楽しさが違います。
特徴を聞きながら6銘柄も試飲させていただき、特に美味しいと思った2本を購入。
京都の日本酒に似た、甘口で米の旨味を感じる日本酒でした。
じつは、太田酒造さんはお酒の神様・松尾大社に御神酒を卸されているのだとか。
そういえば、松尾大社内のお茶屋さんのメニューにも“道灌”があった!
松尾大社については、こちらをどうぞ。↓
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いや、もう、買って帰った日本酒を飲むのが楽しみでしかたなかったです。
で、その家呑みレビューがこちら。
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かなり、美味しかったですよ。
太田酒造道灌蔵へのアクセスは?最寄り駅と駐車場
太田酒造さんの道灌(どうかん)蔵は、滋賀県草津市にあります。
草津市は県庁所在地の大津市に次ぐ人口で、わりと都会です。
最寄り駅はJR草津駅で、駅から徒歩15分ぐらいです。
東海道五十三次の草津宿本陣の近くで、蔵前の街道はノスタルジックな雰囲気。
ちょっとした観光ができますね。
太田酒造さんの外観も、古式ゆかしい感じ。
太田酒造さんは、駐車スペースが少ないようでした。
試飲できるので、歩いていくのがベストですね。
ちなみに、近くにタイムズのコインパーキングがあります。
2017年8月現在、最寄りタイムズの収容可能台数は8台です。
まとめ
太田酒造さんの道灌(どうかん)蔵は、滋賀県草津市にあります。
酒蔵見学(要予約)や試飲ができるので、オススメの日本酒スポットです。
酒蔵見学は子連れには向かないけど、ご夫婦やカップルがデートするのにピッタリ!
太田酒造さんの日本酒は甘い口当たりなので、女性も飲みやすいと思います。
太田酒造さんではワインや焼酎なども作っておられるので、日本酒党だけでなくワイン党も焼酎党も楽しめますよ。
行ってみたいと思った方へ。
概要は以下のとおりです。
名称 | 太田酒造株式会社 道灌蔵 |
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住所 | 滋賀県草津市草津三丁目10-37 |
電話 | 077-562-1105 |
最寄駅 | JR草津駅から1km(徒歩約15分) |
駐車場 | タイムズ草津本陣商店街から220m |
定休日 | 日曜日・祝日(要確認) |
予算 | 酒蔵見学や試飲は無料 |
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