京都・滋賀、幸せの日本酒ブログ

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キンシ正宗「秋の蔵開き 2018」に子連れで行ってきた

キンシ正宗さんの「秋の蔵開き 2018」に行ってきました。
参加するのは、昨年に続き2回目です。

キンシ正宗さんの蔵開きは、子連れで行きやすい雰囲気なんですよ。
去年そんなふうに感じたので、今年は家族4人で行ってきました。

お酒やアテが美味しいのはもちろん、楽しみもイッパイ。
地元密着感がある、ホノボノとした蔵開きですよ。

ということで、さっそくレポしていきますね。

去年に続き2回目の参加♪キンシ正宗「秋の蔵開き」レポ

去年から日本酒を飲み始め、初めて行った蔵開きがキンシ正宗さんでした。
そのとき受けた印象が、ひとことで言うと「ディープ」です。

例えるなら「洋画に出てくる、見慣れない日本」みたいな感じ?
超初心者だったボクは、ちょっとした異世界に迷い込んだ気分になりました。

ダット
今から思えば「何であんなに緊張してたんやろ?」って思う。
ニャコ
「借りてきた兎」みたいになってたで。

借りてきた兎

ダット
それを言うなら「借りてきた猫」やし、誰やねんソレ。

そのときの様子は、こちらの記事で詳しく書いてます。
ご興味ある方は、どうぞ。

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で、一年間の日本酒ライフを経て、再チャレンジしてきました。
今回はどんな感想を持つのか、楽しみ。

日本酒&クラフトビールコーナー

今回はちょっと寄り道してから行ったので、お昼前に着きました。
会場は、すでに絶好調の盛り上がりをみせてます。

蔵開き会場

さっそく、有料試飲ブースへ。
冷やは、6銘柄でした。

支払い方法は、キャッシュオンですね。
チケット制ではなく、現金でお酒を買います。

ということで、舌がしっかりしてるうちに最高級酒“松屋久兵衛”からでしょ。
優しい甘味で、ふっくら。上品なアテが欲しくなりますね。

有料試飲ブース 冷や

特選 金閣 本醸造”の燗もありました。
これ、めちゃ好きです。

ふくよかで柔らかい甘味なんですけど、ほどよい苦味もあって美味しい!
京の料理人にも愛され、料亭なんかでもよく使われてるそうですよ。

特選 金閣 本醸造

キンシ正宗さんのレギュラー酒は、レギュラー酒らしい骨太感あり。
高級酒は、高級酒らしい繊細で洗練された味わいですね。

今回の有料試飲コーナーのお酒を、ご紹介しておきます。

代表銘柄“金鵄(きんし)正宗”をはじめ、以下のお酒を飲むことができました。

  1. 松屋久兵衛 純米大吟醸
  2. 常盤蔵 純米大吟醸【蔵開き限定】
  3. 金鵄正宗 純米吟醸
  4. 金鵄正宗 特別純米酒
  5. 金鵄正宗 特別純米酒 無濾過生原酒【蔵開き限定】
  6. フェリスアズール 純米酒
  7. 特選 金閣 本醸造【燗】

キンシ正宗さんの蔵開きでは、まずは松屋久兵衛を飲んでおきたいところ。
なかなか、自分で買って家飲みできる価格じゃないですからね。

それから、無濾過生原酒も濃醇でパワフルな甘味が美味しいです。
火入れの方は、めちゃ穏やか。飲み比べすると、ギャップがおもしろいです。

あと、忘れちゃいけないのがビール。
キンシ正宗さんは、クラフトビールも造ってるんですよ。

クラフトビール

ボクはビールが苦手なので、よくわからないんですけど。
ニャコさんいわく「わりと苦味があって、濃い味わいのビール」とのこと。

おつまみコーナー

キンシ正宗さんの蔵開きは、オツマミの屋台が充実してます。
どれも、日本酒に合うこと間違いなしのラインナップですよ。

オツマミのお店

ボクが到着したお昼ごろには、串カツが売り切れてました。
その時点で最長列ができてたのは、鶏の炭火焼きですね。

鶏の旨味と、香ばしさがたまりません。
柚子胡椒を付けて食べると、さわやかな風味がひろがります。

鶏の炭火焼

フランクフルトも大人気でした。
こちらは、なかに刻んだ柚子が入ってました。

さきほどの鶏といい、肉の旨味と柚子の爽やかな風味って合いますね。
脂っこさをおさえてくれます。

フランクフルト

他にも、クリームチーズの味噌漬け粕汁が美味しかったです。
おこわやら焼きソバやら、〆に食べたくなるものもありました。

これだけいろんなものがあると、心おどりますね。
飲むのも食べるのも、とても美味しくて楽しい蔵開きです。

キンシ正宗の蔵開きは飲み食いだけじゃない!子供も楽しいよ

今までいくつか蔵開きに行ったんですけど、どれも子供を連れて行くにはイマイチでした。
「子連れ歓迎」ってなってても、そこは大人のイベントですからね。

でも、キンシ正宗さんは子連れでも楽しめるんですよ。
なにが凄いって、まずステージですね。

アメ細工のパフォーマンスやマジックショーは、見てて楽しいし。
陽気なバンドミュージックは、子供も身をゆすってノリノリになってました。

バンドミュージック

ちなみに、アメ細工は買うこともできましたよ。

アメ細工

他にも、占いコーナー似顔絵コーナー輪投げコーナーなどなど。
ちょっとした縁日気分が味わえます。

うちの子たちは、アヒルすくいに夢中になってました。
うまくすくえると、オヤツがもらえます。

アヒルすくい

そんな感じで、子供たちも3時間ぐらいあきずに過ごすことができました。

久しぶりに、ニャコさんも付いてきてくれたし。
キンシ正宗さんの秋の蔵開きは、家族で出かける定番イベントにならないかな?

ニャコ
あんたのポケットマネーから出してくれるんやったら、OK。
毎年、家族で行ってもええよ。
ダット
そこを何とか、家計のサイフからお願いします。
ニャコ
帰りに大手筋商店街に寄れるのも、ええよな。
お茶できるお店、いっぱいあるし。
ダット
人の話を聞こ?

いやぁ、冗談抜きで来年も行くと思います。
とても、楽しかったです。

ちなみに、3月にある「伏見日本酒まつり」でも10蔵前後が蔵開きします。
キンシ正宗さんも蔵開きされてるので、そちらもオススメです。

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キンシ正宗って、どんな酒蔵?

次回の「キンシ正宗 蔵開き」に行ってみたいと思った方へ。
ちょっとだけ、予備知識を付けていきませんか?

キンシ正宗さんは、1781年(天明元年)に洛中(京都市中心部)で創業されました。
創業者は、銘柄名にもなってる松屋久兵衛氏です。

ダット
現当主は堀野氏ですが、松屋氏とつながってるそうです。
いつから堀野姓を名乗るようになったのか、定かではないそうです。

創業時の蔵や松屋家の母屋は「堀野記念館」として今も残っていて、一般公開されてます。
登録有形文化財に指定されてるので、建造物としても一見の価値ありですね。

ちなみに、クラフトビールの醸造所はこの記念館に併設されてるんですよ。

町家麦酒醸造所

さて、洛中で醸造してたころは約350石の生産量で、それでは足らなくなったんだとか。
それで明治13年(1880年)に伏見へ移り、大きな会社へと成長していきます。

明治28年ごろには、舞鶴までの鉄道敷設に尽力したという記録があるそうですよ。
こうなると、いわゆる「地元の名士」ですよね。急成長したのが想像できます。

このへんの詳しい沿革は、堀野記念館の資料館で知れるそうです。

ダット
商標「金鵄正宗」は、かつて制定されていた金鵄勲章にちなむそうです。
ちなみに、金鵄(きんし)とは日本神話の伝説に出てくる金色のトビのこと。

さて「キンシ正宗さんのお酒は?」と聞かれると、答えに迷いますね。
繊細な酒、骨太な酒、優しい酒、ズッシリくる酒、すごい多種多様なんですよ。

使ってる酒米も、山田錦五百万石京の輝きといろいろ。
近代的な設備を備えつつも、手仕事、水やそれに合う麹と酵母にこだわっておられます。

キンシ正宗さんの酒造りについて知りたいなら、まいまい京都さんのツアーがおすすめ。
以前参加したとき、勉強になったしおもしろかったです。

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キンシ正宗さんは、蔵の規模の割には全国的な知名度が低めかなと思います。
なんとなく「全国展開するより京都の人に愛されるお酒でいたい」という姿勢も感じます。

それゆえなのか、蔵開きの盛り上がり方が他の蔵とは違う気がします。
誤解を恐れずに例えるなら「地元民御用達の、活気ある飲み屋」みたいな。

ダット
地元ファンに対する「感謝祭」の様相なんですよね。
取締役さんや蔵人さんが、いろんなお客さんと歓談されてましたよ。
ニャコ
みんな「まいど!」みたいな仲やったな。

京都の伏見という地域はいろんな顔を持っていて、お上品な方を圧倒する側面も。笑
京都市外の方にもキンシさんで「ディープな京都」を味わってもらえたらな、と思います。

まとめ

キンシ正宗さんの“秋の蔵開き 2018”に子連れで行ってきました。
うちの子たちも、ずっとあきずに過ごせる楽しい蔵開きでした。

今回の有料試飲は7銘柄(冷や6、燗1)+クラフトビールでした。
どれも去年よりまろやかに感じ、とても美味しかったです。

キンシさんの蔵開きの特徴は、屋台とステージの催しですね。
どちらもかなり充実してるので、ついつい長居すること請け合いです。

以下、このイベントの概要です。

名称 キンシ正宗 蔵開き(新常盤蔵)
住所 京都市伏見区新町11丁目337-1
電話 075-611-5201
最寄駅 京阪本線「丹波橋駅」から500m(徒歩約8分)
駐車場 すぐ近くにコインパーキングあり
※飲酒運転は厳禁です
予算 4,000~5,000円/大人2名+子供2名

最新情報はコチラで。↓

キンシ正宗公式ホームページはこちら

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