キンシ正宗さんの「秋の蔵開き 2018」に行ってきました。
参加するのは、昨年に続き2回目です。
キンシ正宗さんの蔵開きは、子連れで行きやすい雰囲気なんですよ。
去年そんなふうに感じたので、今年は家族4人で行ってきました。
お酒やアテが美味しいのはもちろん、楽しみもイッパイ。
地元密着感がある、ホノボノとした蔵開きですよ。
ということで、さっそくレポしていきますね。
去年に続き2回目の参加♪キンシ正宗「秋の蔵開き」レポ
去年から日本酒を飲み始め、初めて行った蔵開きがキンシ正宗さんでした。
そのとき受けた印象が、ひとことで言うと「ディープ」です。
例えるなら「洋画に出てくる、見慣れない日本」みたいな感じ?
超初心者だったボクは、ちょっとした異世界に迷い込んだ気分になりました。
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そのときの様子は、こちらの記事で詳しく書いてます。
ご興味ある方は、どうぞ。
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金鵄正宗ファンの祭典!キンシ正宗蔵開き2017に行ってみた
キンシ正宗さんの蔵開きに行ってきました。 初めて蔵開きイベントに行ったんですけど、メチャクチャ楽しいですね! あいにくの ...
で、一年間の日本酒ライフを経て、再チャレンジしてきました。
今回はどんな感想を持つのか、楽しみ。
日本酒&クラフトビールコーナー
今回はちょっと寄り道してから行ったので、お昼前に着きました。
会場は、すでに絶好調の盛り上がりをみせてます。
![蔵開き会場](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-1.jpg)
さっそく、有料試飲ブースへ。
冷やは、6銘柄でした。
支払い方法は、キャッシュオンですね。
チケット制ではなく、現金でお酒を買います。
ということで、舌がしっかりしてるうちに最高級酒“松屋久兵衛”からでしょ。
優しい甘味で、ふっくら。上品なアテが欲しくなりますね。
![有料試飲ブース 冷や](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-2.jpg)
“特選 金閣 本醸造”の燗もありました。
これ、めちゃ好きです。
ふくよかで柔らかい甘味なんですけど、ほどよい苦味もあって美味しい!
京の料理人にも愛され、料亭なんかでもよく使われてるそうですよ。
![特選 金閣 本醸造](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-3.jpg)
キンシ正宗さんのレギュラー酒は、レギュラー酒らしい骨太感あり。
高級酒は、高級酒らしい繊細で洗練された味わいですね。
今回の有料試飲コーナーのお酒を、ご紹介しておきます。
代表銘柄“金鵄(きんし)正宗”をはじめ、以下のお酒を飲むことができました。
- 松屋久兵衛 純米大吟醸
- 常盤蔵 純米大吟醸【蔵開き限定】
- 金鵄正宗 純米吟醸
- 金鵄正宗 特別純米酒
- 金鵄正宗 特別純米酒 無濾過生原酒【蔵開き限定】
- フェリスアズール 純米酒
- 特選 金閣 本醸造【燗】
キンシ正宗さんの蔵開きでは、まずは松屋久兵衛を飲んでおきたいところ。
なかなか、自分で買って家飲みできる価格じゃないですからね。
それから、無濾過生原酒も濃醇でパワフルな甘味が美味しいです。
火入れの方は、めちゃ穏やか。飲み比べすると、ギャップがおもしろいです。
あと、忘れちゃいけないのがビール。
キンシ正宗さんは、クラフトビールも造ってるんですよ。
![クラフトビール](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-4.jpg)
ボクはビールが苦手なので、よくわからないんですけど。
ニャコさんいわく「わりと苦味があって、濃い味わいのビール」とのこと。
おつまみコーナー
キンシ正宗さんの蔵開きは、オツマミの屋台が充実してます。
どれも、日本酒に合うこと間違いなしのラインナップですよ。
![オツマミのお店](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-5.jpg)
ボクが到着したお昼ごろには、串カツが売り切れてました。
その時点で最長列ができてたのは、鶏の炭火焼きですね。
鶏の旨味と、香ばしさがたまりません。
柚子胡椒を付けて食べると、さわやかな風味がひろがります。
![鶏の炭火焼](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-6.jpg)
フランクフルトも大人気でした。
こちらは、なかに刻んだ柚子が入ってました。
さきほどの鶏といい、肉の旨味と柚子の爽やかな風味って合いますね。
脂っこさをおさえてくれます。
![フランクフルト](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-7.jpg)
他にも、クリームチーズの味噌漬けや粕汁が美味しかったです。
おこわやら焼きソバやら、〆に食べたくなるものもありました。
これだけいろんなものがあると、心おどりますね。
飲むのも食べるのも、とても美味しくて楽しい蔵開きです。
キンシ正宗の蔵開きは飲み食いだけじゃない!子供も楽しいよ
今までいくつか蔵開きに行ったんですけど、どれも子供を連れて行くにはイマイチでした。
「子連れ歓迎」ってなってても、そこは大人のイベントですからね。
でも、キンシ正宗さんは子連れでも楽しめるんですよ。
なにが凄いって、まずステージですね。
アメ細工のパフォーマンスやマジックショーは、見てて楽しいし。
陽気なバンドミュージックは、子供も身をゆすってノリノリになってました。
![バンドミュージック](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-8.jpg)
ちなみに、アメ細工は買うこともできましたよ。
![アメ細工](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-9.jpg)
他にも、占いコーナーや似顔絵コーナー、輪投げコーナーなどなど。
ちょっとした縁日気分が味わえます。
うちの子たちは、アヒルすくいに夢中になってました。
うまくすくえると、オヤツがもらえます。
![アヒルすくい](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-10.jpg)
そんな感じで、子供たちも3時間ぐらいあきずに過ごすことができました。
久しぶりに、ニャコさんも付いてきてくれたし。
キンシ正宗さんの秋の蔵開きは、家族で出かける定番イベントにならないかな?
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毎年、家族で行ってもええよ。
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お茶できるお店、いっぱいあるし。
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いやぁ、冗談抜きで来年も行くと思います。
とても、楽しかったです。
ちなみに、3月にある「伏見日本酒まつり」でも10蔵前後が蔵開きします。
キンシ正宗さんも蔵開きされてるので、そちらもオススメです。
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キンシ正宗って、どんな酒蔵?
次回の「キンシ正宗 蔵開き」に行ってみたいと思った方へ。
ちょっとだけ、予備知識を付けていきませんか?
キンシ正宗さんは、1781年(天明元年)に洛中(京都市中心部)で創業されました。
創業者は、銘柄名にもなってる松屋久兵衛氏です。
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いつから堀野姓を名乗るようになったのか、定かではないそうです。
創業時の蔵や松屋家の母屋は「堀野記念館」として今も残っていて、一般公開されてます。
登録有形文化財に指定されてるので、建造物としても一見の価値ありですね。
ちなみに、クラフトビールの醸造所はこの記念館に併設されてるんですよ。
![町家麦酒醸造所](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/11/kinshi-kurabiraki2018-11.jpg)
さて、洛中で醸造してたころは約350石の生産量で、それでは足らなくなったんだとか。
それで明治13年(1880年)に伏見へ移り、大きな会社へと成長していきます。
明治28年ごろには、舞鶴までの鉄道敷設に尽力したという記録があるそうですよ。
こうなると、いわゆる「地元の名士」ですよね。急成長したのが想像できます。
このへんの詳しい沿革は、堀野記念館の資料館で知れるそうです。
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ちなみに、金鵄(きんし)とは日本神話の伝説に出てくる金色のトビのこと。
さて「キンシ正宗さんのお酒は?」と聞かれると、答えに迷いますね。
繊細な酒、骨太な酒、優しい酒、ズッシリくる酒、すごい多種多様なんですよ。
使ってる酒米も、山田錦や五百万石、祝や京の輝きといろいろ。
近代的な設備を備えつつも、手仕事、水やそれに合う麹と酵母にこだわっておられます。
キンシ正宗さんの酒造りについて知りたいなら、まいまい京都さんのツアーがおすすめ。
以前参加したとき、勉強になったしおもしろかったです。
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キンシ正宗さんは、蔵の規模の割には全国的な知名度が低めかなと思います。
なんとなく「全国展開するより京都の人に愛されるお酒でいたい」という姿勢も感じます。
それゆえなのか、蔵開きの盛り上がり方が他の蔵とは違う気がします。
誤解を恐れずに例えるなら「地元民御用達の、活気ある飲み屋」みたいな。
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取締役さんや蔵人さんが、いろんなお客さんと歓談されてましたよ。
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京都の伏見という地域はいろんな顔を持っていて、お上品な方を圧倒する側面も。笑
京都市外の方にもキンシさんで「ディープな京都」を味わってもらえたらな、と思います。
まとめ
キンシ正宗さんの“秋の蔵開き 2018”に子連れで行ってきました。
うちの子たちも、ずっとあきずに過ごせる楽しい蔵開きでした。
今回の有料試飲は7銘柄(冷や6、燗1)+クラフトビールでした。
どれも去年よりまろやかに感じ、とても美味しかったです。
キンシさんの蔵開きの特徴は、屋台とステージの催しですね。
どちらもかなり充実してるので、ついつい長居すること請け合いです。
以下、このイベントの概要です。
名称 | キンシ正宗 蔵開き(新常盤蔵) |
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住所 | 京都市伏見区新町11丁目337-1 |
電話 | 075-611-5201 |
最寄駅 | 京阪本線「丹波橋駅」から500m(徒歩約8分) |
駐車場 | すぐ近くにコインパーキングあり ※飲酒運転は厳禁です |
予算 | 4,000~5,000円/大人2名+子供2名 |
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