家呑みログ、11本目。
今回は、京都駅ビルの伊勢丹で“富士千歳しぼりたて原酒”を購入。
特定名称か書いてませんが、スペック的には本醸造酒でしょうか。
最近の晩酌は“アル添酒強化キャンペーン中”なので、チョイスしました。
濃いめの甘味と原酒ならではの辛さがうなる、飲みごたえあるお酒でした。
さっそく、レポートしますね。
“富士千歳しぼりたて原酒”とは、どんなお酒?
午前中、仕事を休みにした某日。
出勤前に、京都駅にあるJR京都伊勢丹に立ち寄りました。
画像提供:PIXTA/gandhiさん
JR京都伊勢丹の日本酒コーナーは、京都の地酒が充実してるのです。
その日は、何銘柄か冷やして試飲できるようにしてくれてました。( ̄ー ̄)ニヤリ
売り場の人に「アル添の地酒でオススメどれですか?」って聞いてみたところ。
「京都は、アル添酒が少ないんですよ~」と言いながら●●させてくれました。
「見学」やで!((((;゚Д゚))))ブルブル
うまい!!(気がした)
ということで、コレを買いました。
“富士千歳しぼりたて原酒”は、酒槽(さかぶね)から流れ出たままを瓶詰したお酒。
「原酒」なので割り水してません。
冬の新酒は生酒で、春先以降は1度火入れしてあります。
夏を超えると熟成が進み、マッタリ落ち着いた口当たりになるとか。
では、飲んでみましょう。
まずは、冷蔵庫から出したての冷で。
セメダインのような感じもある?
これ、メチャきつくない?・・・て、19度って書いてあるやん!
で、で、でも、この感じ好き!(震え声)
「ん、飲んだ!」って感じするし、ダラダラ甘くなくてええやん?
「夏越え+アル添」のおかげか、原酒のわりに味がまろやか。
酸味が少なくて(度数が高いことを除けば)飲みやすい!
ロックにするとアルコールがおとなしくなり、さらに飲みやすいです。
伊勢丹の売り場の人に燗も勧められたので、アルミのチロリで温めてみました。
でも、まだ甘味が負けず劣らず主張してくる。
でも、わたしはロックが飲みやすくて好きやな。
香りやや高めで、トロリとした口当たりとマッタリした甘さ。
本醸造っぽくない、良い意味で個性的なお酒です。
ちょっと落ち込んでるときに飲むと、気持ちを前向きにしてくれそう。
聞き上手で奮わせ上手な、料亭の上品な女将さんみたい?
個人的には辛さ際立つ飛びきり燗もよかったですが、女性にはきついようです。
“富士千歳しぼりたて原酒”は食事を選ぶ
ちよっと飲んでみた感じ、けっこう個性的な味だったので・・・。
料理は、何でもかんでもみんな合うとはいかない予感。
まずは、ロールキャベツでいってみます!笑
うん、違う。完全に、ワイン。
赤でも白でもいいので、酸味が効いたワイン欲しい。
じゃあ、わが家の“手抜き晩ご飯”の定番で勝負。
焼きそばで、どうだ。
塩焼きそば、濃厚甘口トンカツソース焼きそば、キムチ焼きそば。
いろいろ、あるよ。(焼きそばソースの“普通の焼きそば”がない!笑)
悪くないけど、違う。
どっちも主張が強くて、目指してる方向が違う。
想像するに、塩焼きの魚とか焼き鳥の塩とか合いそう。
あと、ポテチとかも良さげ。
鶏肉は冷凍庫にあるけど、焼き鳥作るのは面倒だなぁ。
よし、じゃあ唐揚げはどうでしょう?
お、まぁまぁ合うね。うまい。
やっぱり“旨味+塩味”系は無難に合います。
純和食も合うだろうな・・・。
ということで、肉ジャガ & 椎茸のジクと昆布で作った佃煮。
肉ジャガは、合う。
それより、佃煮が凄く合う!
オツマミ系と一緒に飲むのがいいのかなぁ・・・。
“富士千歳しぼりたて原酒”は、日本酒そのものを味わいたい感じがしますね。
個性が光っちゃって、脇役になるのは苦手みたいです。
でも、美味しいことは間違いない!
日本酒と料理のマッチングって、意外と難しい?
以前、予習のためにいろいろ調べてこんな記事を書きました。
-
料理に合う日本酒の選び方は?5つの料理例で解説してみた♪
うまい日本酒って、それだけでも美味しいですよね。 で、料理とマッチすると・・・さらに美味さがアップします! でも、料理に ...
↑みたいな記事を書いておいてなんですが・・・。
料理とお酒のマッチングって、机上の知識だけではまかなえませんね。
日本酒って、味に包容力があって何でも合いそうな気がします。
でも、いざ試してみると「合うんだけど、他のお酒の方がもっと合う」ということも。
身をもって体験しないと、わからないことが多い。
「この料理は、日本酒よりワインが合う」って思うことも多々あるよね。
ひと口飲んでからじゃないと、マッチングできそうな料理の想像ってむつかしい。
今回の“富士千歳しぼりたて原酒”も、ひと口飲んでみないとわからないお酒でした。
爽酒的な本醸造だと思ってると、マッチングで「あれれ?」ってなりそう。
試飲してから買えるお店って、ホントありがたいですね。
まとめ
“富士千歳しぼりたて原酒”は、晩酌で美味しいオツマミと一杯やりたい!
日本酒を主役に飲みたい感じの、個性が光るお酒です。
アテは佃煮や、沢庵のような甘辛系のお漬物がよさそうです。
19度のアルコールがのどを熱くしますが、ロックにすると一気に飲みやすくなります。
「辛くてキレるお酒が好き!」と言う方は、上燗(45℃)以上もお試しあれ。
以下、概要です。
蔵元 | 松井酒造 株式会社 |
---|---|
分類 | 原酒(冬の新酒は生原酒) |
酒米 | 五百万石100% |
精米歩合 | 70% |
アルコール度 | 18%以上19%未満 |
日本酒度 | +1.0 |
酸度 | - |
購入価格 | 1,028円(税込)/720ml |