家呑みログ、6本目。
太田酒造さんの道灌蔵で“道灌 特別純米生原酒 渡船 うすにごり”を買いました。
ブログを始めてから、初めての滋賀県産日本酒です。
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/datto-talk01-300x300.png)
では、さっそくレポートしますね。
“道灌 特別純米生原酒”の袋しぼりとは?
太田酒造さんの道灌(どうかん)蔵まで、酒蔵見学に行ってきました。
↓見学の様子は、こちらで書きました。
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滋賀県草津市にある太田酒造道灌(どうかん)蔵に行った感想
お盆の最中に酒蔵見学してきました。 滋賀県草津市にある太田酒造さんの道灌(どうかん)蔵です。 人生初の日本酒蔵見学でドキ ...
直売所でいろいろ試飲させてもらい、買ったのがこれです。
![道灌 特別純米生原酒 表](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun1.png)
![道灌 特別純米生原酒 裏](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun2.png)
滋賀県産の酒米“渡船6号”で作ったお酒で、上槽は袋しぼりです。
見学前に予習しておいてよかった。
たしか、袋しぼりってすごいんですよね?
圧搾機を使わず、醪(もろみ)を入れた酒袋を吊るして滴り落ちたお酒だとか。
繊細な味と香りで、そのお酒の本領が発揮されるそうです。
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試飲したら渡船の方が京都の日本酒に近く、落ち着く感じがしたのでこっちを買いました!
ちなみに、You Tubeに太田酒造さんの袋しぼりの様子を撮ったものがありました。
なるほど、こんなふうにやるんですね。
たしかに機械でギュってやるより、美味しいのができそう。
飲んでみた感想は・・・メチャうまい!!
なんとも複雑で、奥ゆかしく、上品な味と香り・・・。
濃醇な甘味だけど、すごく穏やかで澄んだ味わいです。
酸味が少なく、美味しいイチゴを食べたときのような満足感があります。
アルコール感もここちよく、甘さをグダグダ引っ張りません。
今のところ、お気に入り暫定1位かも。
口中調味したくない日本酒“道灌 特別純米生原酒”
“道灌 特別純米生原酒”をいろんな料理と合わせてみました。
結論、どんな料理ともうまく合う!
これね、どんな料理とも「よく合う」じゃなく「うまく合う」だと思うんです。
例えるなら、すごいスマート(いい意味で賢い)で誰とでもうまく合わせられる女性。
でも、芯があって感情が複雑で、そこはかとなく凛としたものを感じる。
相手を立ててつつ仲良くするけど、心の奥には孤高を宿す人・・・みたいな。
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ただただ、飲むたびに「あぁ、うまい・・・」としか言えない。
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なので、料理が口の中に残っているときに飲みたくないというか・・・。
シッカリ口の中を空にしたあと、すかさず味わいたい日本酒なんです。
そうすると料理のうまさの余韻に浸りながら、道灌嬢の個性もしっかり味わえる。
道灌嬢と料理は、ない交ぜにしたくない!・・・そんな感じです。
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![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/nyaco-talk01-300x300.png)
いやぁ~、うまい。
愛情持って、育てられたんだろうなぁ・・・。
これで、1,587円はコスパ高いと思う。
“道灌 特別純米生原酒”と居酒屋メニュー
開栓初日。
“道灌 特別純米生原酒 渡船 うすにごり”と居酒屋っぽいメニューを合わせてみました。
まずはタコとキュウリの酢の物。
それと、薄味で旨味たっぷりの鶏ハム。
![タコとキュウリの酢の物](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun3.png)
![鶏ハム](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun4.png)
続いて、レンコンとニンジンのピリ辛きんぴら。
そして、冬瓜(とうがん)を炊いたん。上品な甘味と旨味です。
ちなみに「炊いたん」は「炊いたもの」という意味です。
京ことばですかね?
![レンコンとニンジンのピリ辛きんぴら](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun5.png)
![冬瓜を炊いたん](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun6.png)
メインは鮭としめじのホイル焼き。
味付けは醤油、バター、ニンニク。しめじの旨味も、いい風味。
![鮭としめじのホイル焼](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun7.png)
酸味のある料理。辛味のある料理。旨味や塩味。
やっぱり、なんでもうまく合うのです。
素敵な、日本酒だなぁ。
“道灌 特別純米生原酒”と唐揚げ
開栓二日目は、サラダと唐揚。
旨塩味の唐揚げと“道灌 特別純米生原酒”の組み合わで「プハァ~」ってなります。
![サラダ](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun8.png)
![唐揚げ](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun9.png)
続いて、出来合いの海鮮巻き。
生鮭も旨味と塩味が美味しい。続けて道灌を飲むと、後味サッパリ。
![海鮮巻き](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun10.png)
添え物に、甘酸っぱいユズ大根のお漬物。
京都のお漬物、おいしいですよ~。
![ゆず大根のお漬物](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun11.png)
唐揚げ&サラダだけなら「とりあえずビール!」かもしれませんが。
海鮮巻きやゆず大根は、道灌嬢のエスコートで美味さが引き立ちます。
食後にチョコや花豆と一緒に、ロックで。
![道灌ロック](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun12.png)
ロックにすると、道灌嬢が道灌婦人に。
角がとれて、まろやか。おとなの包容力が出た感じです。
“道灌 特別純米生原酒”と魚の干物
もういっちょ。三日目。
トマト&甘酸っぱいドレッシング。キュウリ&塩昆布。
カボチャの炊いたん。ピリ辛コンニャク。
![カボチャ、トマト、コンニャク、キュウリのおつまみ](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun13.png)
沼津の人にもらった金目鯛とサバの干物も焼く!
静岡の干物は、感動的に美味しい・・・だからこそ“道灌 特別純米生原酒”で。
![金目鯛とサバの干物](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/08/doukan-tokujyun14.png)
やっぱり、焼魚は日本酒と仲良し。
しっかり魚を食道に落としたあと、余韻があるうちに道灌を飲む。
吐息するほど、美味しいです。
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エンゲル係数上がってまう!!(チラッ)
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まとめ
“道灌 特別純米生原酒 渡船 うすにごり”は、袋しぼりで上槽した無濾過酒です。
繊細で複雑な甘味がする、とっても美味しい日本酒でした。
どんな料理ともうまく合うのですが、料理の味と混ぜずに道灌だけシッカリ味わいたい、そんな個性的なお酒です。
いつでもどこでも買える日本酒ではないようです。
運良く見つけたら、また買いたいなぁと思いました。
蔵元 | 太田酒造 株式会社 |
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分類 | 特別純米生原酒 |
酒米 | 渡船6号100% |
精米歩合 | 60% |
アルコール度 | 17%以上18%未満 |
日本酒度 | +1.5 |
酸度 | 2.0 |
購入価格 | 1,587円(税込)/720ml |
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