家呑みログ、36~37本目。
今回は、パック酒の飲み比べ。
“月桂冠 月”と“月桂冠 月 原酒”です。
感想としては、まぎれもない「原酒と、それに加水したお酒」の関係ですね。
さて、どう飲み分けようか。どう楽しもうか。
では、さっそくレポします。
月桂冠「月」と「月 原酒」を飲み比べた感想
月がぁ~出たでぇ~た~♪月がぁ~
イッテヨシ( #`Д´)=○)`Д゚).・;’∴
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失礼しました。
今回は、月桂冠の月ですよ、月。
1年前まで、ボクの「日本酒のイメージ」はこういうお酒でした。
実家では、こういのを調理酒に使ってまして。
で、おふくろさんがキッチンドリンカーとかやってるわけです。
今回は、そんな感慨深い記憶をよみがえらせながら買ってまいりました。
ご紹介しましょう。
“月”と“月 原酒”です。
裏書も載せておきますね。
まず、定番酒の月から。
つづいて、原酒の裏。
特定名称酒と比べたら、書いてあることがだいぶ違いますね。
味わいを読み解くのが、むつかしい。
では、さっそく飲み比べ。
まずは、初めて飲む原酒の方から。
普通の「月」とは、えらい違うなぁ。
甘味がジワッときて、通り過ぎたあと酸味もそれなりに感じる。
続けて普通の月も飲んでみます。
味もサッパリし過ぎに感じる。
いや久しぶりに飲んだけど、めっちゃめちゃアッサリやな。
ホント、月は調理酒にちょうどいいんですよね。
「水みたい」と揶揄(やゆ)されるぐらいなので、料理の味のジャマをしない。
で、日本酒として美味しいかどうかはアレですけど、どんな料理でも合います。
低アルコール度数なのもあって、1合ぐらいあっという間に飲んじゃいそう。
「うまい!!」という感動はないけど、ぜんぜんまずいと思わないし。
酒量が少ないわが家でも、料理酒と晩酌で3合ぐらい減っても不思議はないですね。
月桂冠「月」と「月 原酒」でいろいろチャレンジ
さて、引き続きいろいろ試してみようと思います。
燗にすると、うまいのはどっち?
まず、両方ともぬる燗がおいしいと書いてあったので、温めてみました。
普通の月の方は、酸味が立ちますね。
マッタリして、舌につく感じも。
原酒の方は、甘味と酸味が濃厚になる感じ。
食が進みそうで、月よりいいですね。
意外とよかったのが、燗冷ましの月。
バラバラだった甘味・酸味・旨味・苦味がまとまった感じで、よりソフトなお酒に。
サムライロックにすると、うまいのはどっち?
パック酒って、調理酒だけでなくカクテルにも使いやすいですよね。
ということで、カクテル「サムライ・ロック」にしてみました。
レシピは、こんな感じでいきます。
ちょっと、一般的なレシピより酒の比率多めですかね。
- 日本酒:50ml
- ライムジュース:10ml
飲んでみた感想は・・・。
そのぶん、味わいにバランスが出てる?
これ、ほとんど違いを感じないですね~。びっくり。
炭酸水で割ると、さらに違いが判らなくなります。
ここまで違いがボケるなら「サムライロックは、安いお酒でいいのかな?」と思いました。
高い日本酒や美味しい日本酒はそのまま飲んで、しっかり違いを感じたいですよね。
しいて言えば、ボクは“月 原酒”のサムライロックが好きかな?
「月」や「月 原酒」に合う料理は?
月桂冠の“月”と“月 原酒”は、基本となる味わいが同じです。
アルコール度数もふくめ、薄いか濃いかの差です。
マッチングは、料理の味の濃さに合わせればOKですね。
薄味の料理には、普通の月で。濃い味の料理には、原酒の月で。
ただ、味噌や醤油で味付けるような余韻のある料理は、別の日本酒の方がいいです。
素材の味を楽しむ料理とか、軽やかな料理とか、洋食にはいいですね。
混ぜて、お好みの濃さの「月」が作れるんですよね~♪
ということで“月”に“月 原酒”をチョイ足し。
オツマミは、さっぱり鶏ハムとチキン&豆腐ナゲットで。
お酒が軽やかなので、スイスイいけちゃう。
ちょっと、パーティー気分になります。
“月 原酒”でフルーツポンチ的なものも作ってみました。
イチゴとみかんを放り込んで、炭酸水割り~。
爽やか & 軽やかで、いい感じ。
完全に、パーティー気分。
月桂冠の月シリーズ、調理酒以外にも思ったより重宝しそうですね。
「月桂冠 月 原酒」って、そもそも何?
全国的にどうか知りませんが、京都で「月桂冠 月」は超有名です。
「ディスカウント酒屋やスーパーで、置いてないところは無いのでは?」と思うぐらい。
料理で使うし、サラサラと飲むし、相当売れてるんです。
月桂冠の公式サイトにも、こんな記載が。
月桂冠「つき」は、1997年8月に新発売以来、2017年で20周年を迎えました。
その間、販売本数は2Lパック換算で2億本(1997年8月から2017年3月までの累計本数、当社調べ)に達しました。
多くのお客様から愛されているロングセラー商品です。
なんと!!
20年間、毎日、2リットルパックが2万7千本以上売れてる計算。
そういえば以前、月のCMがバズってましたね。
「木ベラの使い方がイラつく!」とか何かで。笑
で、この「月」の20周年を記念して限定販売されたのが「月 原酒」です。
いちおう2018年1月29日から販売してたそうですが、当初はほとんど見かけず。
3月ぐらいから陳列されてるのを見かけるようになり、購入してみました。
飲んでみた感想は、正直「思ったより、優秀」です。
違いは、雑味かな?穀物的なマッタリゴワッとした味が、わずかに。
原酒にもかかわらず。
個人的には、定番商品になって欲しいです。
まとめ
“月桂冠 月”と“月 原酒”を飲み比べてみました。
味わいは、相似形。アルコール感と味が、濃いか薄いかの差でした。
両方あれば、混ぜてお好みの濃さの「月」が作れます。
料理の味の強さに合わせて調整すると、マッチングもうまくいきやすいです。
原酒は、コスパいいと思いました。
カクテルやフルーツポンチ風にしても美味しいし、モッタイナイ感がありませんよ~。
以下、このお酒の概要です。
月桂冠 月
醸造元 | 月桂冠 株式会社 |
---|---|
分類 | 普通酒 |
酒米 | - |
精米歩合 | - |
アルコール度 | 13度以上14度未満 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
購入価格 | 591円(税別)/900ml |
“月桂冠 月”のブランドサイトはこちら。
月桂冠 月 原酒
醸造元 | 月桂冠 株式会社 |
---|---|
分類 | 普通酒 |
酒米 | - |
精米歩合 | - |
アルコール度 | 20度以上21度未満 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
購入価格 | 1,080円(税別)/1800ml |
“月 原酒”の詳細はこちら。
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