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「ヌーベル月桂冠 特別本醸造(月桂冠)」を飲んだ感想

2017年12月12日

このお酒は、メーカー販売終了商品です。

家呑みログ、20本目。

今、冷蔵庫の中に4本ぐらい日本酒がありましてね。
年末年始用に買いだめたのです・・・はぁ、幸せ。

今回は、そんな中から“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”をレビューします。

では、さっそく。

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”とは?

正直いうと今まで避けてました、月桂冠の日本酒を。
だって、評判良くないんですもん。

ネットでは、クソミソに書いてあるものもあり・・・。
京滋(けいじ)の日本酒を敬愛する身にもかかわらず、敬遠してしまいました。

それは、イカンよね?

ダット
Yeah!京滋、敬愛、なのに敬遠、月桂冠!
ニャコ
もぉエエっちゅうねん。おもろないし。
ダット
え?おもろない?(ll゚д゚ll)
・・・それ、関西人に対する死亡宣告。

さて、本題。

いや、じつはTポイントがたまりまして。
それを使って、LOHACOで安く買ったんです。

ヌーベル月桂冠 特別本醸造 表
ヌーベル月桂冠 特別本醸造 裏

なんか、ビンがオシャレですよ。

なにやら、裏に浮き出した文字で書かれてるんですけど・・・。
よく見たら、鏡文字ですね。左右が逆です。

浮き出た鏡文字

で、正面から見るとちゃんと見えるという。
こだわってますね。

ヌーベル月桂冠のビンの文字

“ヌーベル”って、どういう意味なんでしょうか?
公式サイトには、以下のように書かれてました。

「Nouvelle(ヌーベル)」とは、“古いものを基とした新しさ”という意味です。

引用:月桂冠「ヌーベル月桂冠」より

「温故知新」と同じような意味ですね。
月桂冠の歴史をかえりみることで生まれた新しいお酒、ということでしょうか。

そう言われてみると、見ためからして「ヌーベル」に感じます。

栓も、カッコよくないですか?

ヌーベル月桂冠の栓

さて、飲んでみた感じは・・・。

ダット
うわ、注ぐと「トク、トク」って音がする!
なんか、楽しい。
ニャコ
香りはかる~く、かる~く爽やか系。
ダット
かなり淡泊な味わいで、尖った感じはぜんぜんない。
甘味は、ほとんど感じない。旨味と苦味が、少し。

と思ったのですが、後半かなり甘味が増してきました。
ビンの上と下で、味わいが違う感じです。

ザックリ言うと「最初は淡泊、中ほどは丁度良い、最後は甘さがくどい」。
酸味や苦味が淡いので、甘味が増すと目立ちすぎますね。

ニャコ
酸味と苦味は、甘味を抑制してくれるからね。
味のバランスが悪いと、コクもなくなるし。

ビンをクルクル、お酒を撹拌してから飲んだ方が美味しいような気がしますね。
そうすることで、アルコールのエグさもまろやかに感じました。

ちなみに、燗にするとパワーアップします。
淡いレベルで「甘・旨・酸・苦・辛」のバランスがよく、美味しいです。

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は薄味の和食むき

この“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”を飲んで、最初に感じたこと。
それは「京都の薄味派の和食家庭をピンポイントで狙ってる?」です。

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は、淡いレベルで味わいのバランスが取れたお酒です。
なので、薄味の和食にピッタリ。

ということで、こんな感じにしてみました。

薄味の和食

ひじき、きんぴらゴボウ、豆腐とほうれん草の和え物。
味付けは、どれも薄めです。

こんな晩ご飯にしても“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”なら料理の味を消さない。
調味料的に、下支えしてくれます。

もう一品。

豚トロ

ニンニクやごま油をちょっと利かせた、ネギ塩豚トロ。
これも、大味の牛肉にはない美味しさ。なのに、油っこさが邪魔です。

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は豚トロの繊細な味わいを残し、油を洗い流してくれます。

他には、チキンカツなんかもよく合います。
ソースより、紫蘇ドレッシングとかおろしポン酢につけて食べると美味しい。

チキンカツ

なかなかいいな、このお酒。安いし。
これは、少ない資金で家呑みする呑兵衛の救世主かも?

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”が甘いときは少し濃口の料理を

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”の甘味が増してきたところで、濃口の料理も試してみました。

まずは、無印良品のペペロンチーノ

無印良品のペペロンチーノ

ニンニクの香り、塩味、赤トウガラシの辛さ。ヴィヴァ、アーリオオーリオ!
オイリーなペペロンチーノ、たまりませんよね。

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は、洋酒用のグラスでどうぞ。

続きまして、レンコンと大根と豚の角煮。
チンゲン菜で、盛ってみました。

豚の角煮

ダシが利いてて、美味しい。脂身もうまい。
熱燗で「くぅ~っ!」ってやったら、バッチリでした。

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は、とがりがないので個性的ではないですけど。
うまく特長を活かせば、1本で何度も美味しいお酒ですね。

薄味の和食には、燗で。飲み飽きず、食中酒として重宝すると思います。
ちょっと濃い口の洋食には、冷やしてワイングラスで飲むのがオススメですね。

“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”のビンを再利用

さて、“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”のビンなんですが。
かっこいいので、再利用してみようと思います。

まず、しばらくビンを水に浸してラベルをはがします。
15~20分ぐらい放置しておけば、ツルっとカンタンにはずせますよ。

で、一輪の花をスポンとさす。

ヌーベル月桂冠の花瓶

あら、不思議。
「呑兵衛の、呑兵衛による、呑兵衛のための花瓶」がカンタンにできました。

これほど、わが家の食卓を飾るのに最適な一輪挿しがあったでしょうか?

ヌーベル月桂冠の一輪挿し

カウンターに飾っても、カッコいい。
しかも、花瓶を買ってくるより安いかも?

「いいね!」と思った方は、お試しあれ。

まとめ

ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は、味わいに変化がありました。
最初スッキリ、あとになるほど甘味が増していきます。

味わいの移り変わりを楽しむも良し。
中ほどの飲み口がよかったので、最初から撹拌して飲むのも良しです。

燗上がりするタイプで、淡いレベルでまとまったコクがうまいです。
辛さが増して、キレよくなります。

以下、この日本酒の詳細です。

醸造元 月桂冠 株式会社
分類 特別本醸造
酒米 -
精米歩合 60%
アルコール度 15%以上16%未満
日本酒度 +1
酸度 1.3
購入価格 899円(税別)/720ml

商品のご購入はこちら(月桂冠の公式通販)

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