このお酒は、メーカー販売終了商品です。
家呑みログ、20本目。
今、冷蔵庫の中に4本ぐらい日本酒がありましてね。
年末年始用に買いだめたのです・・・はぁ、幸せ。
今回は、そんな中から“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”をレビューします。
では、さっそく。
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”とは?
正直いうと今まで避けてました、月桂冠の日本酒を。
だって、評判良くないんですもん。
ネットでは、クソミソに書いてあるものもあり・・・。
京滋(けいじ)の日本酒を敬愛する身にもかかわらず、敬遠してしまいました。
それは、イカンよね?
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・・・それ、関西人に対する死亡宣告。
さて、本題。
いや、じつはTポイントがたまりまして。
それを使って、LOHACOで安く買ったんです。
![ヌーベル月桂冠 特別本醸造 表](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou1.png)
![ヌーベル月桂冠 特別本醸造 裏](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou2.png)
なんか、ビンがオシャレですよ。
なにやら、裏に浮き出した文字で書かれてるんですけど・・・。
よく見たら、鏡文字ですね。左右が逆です。
![浮き出た鏡文字](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou3.png)
で、正面から見るとちゃんと見えるという。
こだわってますね。
![ヌーベル月桂冠のビンの文字](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou4.png)
“ヌーベル”って、どういう意味なんでしょうか?
公式サイトには、以下のように書かれてました。
「Nouvelle(ヌーベル)」とは、“古いものを基とした新しさ”という意味です。
引用:月桂冠「ヌーベル月桂冠」より
「温故知新」と同じような意味ですね。
月桂冠の歴史をかえりみることで生まれた新しいお酒、ということでしょうか。
そう言われてみると、見ためからして「ヌーベル」に感じます。
栓も、カッコよくないですか?
![ヌーベル月桂冠の栓](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou5.png)
さて、飲んでみた感じは・・・。
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/datto-talk01-300x300.png)
なんか、楽しい。
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/nyaco-talk01-300x300.png)
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甘味は、ほとんど感じない。旨味と苦味が、少し。
と思ったのですが、後半かなり甘味が増してきました。
ビンの上と下で、味わいが違う感じです。
ザックリ言うと「最初は淡泊、中ほどは丁度良い、最後は甘さがくどい」。
酸味や苦味が淡いので、甘味が増すと目立ちすぎますね。
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/nyaco-talk01-300x300.png)
味のバランスが悪いと、コクもなくなるし。
ビンをクルクル、お酒を撹拌してから飲んだ方が美味しいような気がしますね。
そうすることで、アルコールのエグさもまろやかに感じました。
ちなみに、燗にするとパワーアップします。
淡いレベルで「甘・旨・酸・苦・辛」のバランスがよく、美味しいです。
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は薄味の和食むき
この“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”を飲んで、最初に感じたこと。
それは「京都の薄味派の和食家庭をピンポイントで狙ってる?」です。
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は、淡いレベルで味わいのバランスが取れたお酒です。
なので、薄味の和食にピッタリ。
ということで、こんな感じにしてみました。
![薄味の和食](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou6.png)
ひじき、きんぴらゴボウ、豆腐とほうれん草の和え物。
味付けは、どれも薄めです。
こんな晩ご飯にしても“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”なら料理の味を消さない。
調味料的に、下支えしてくれます。
もう一品。
![豚トロ](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou7.png)
ニンニクやごま油をちょっと利かせた、ネギ塩豚トロ。
これも、大味の牛肉にはない美味しさ。なのに、油っこさが邪魔です。
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は豚トロの繊細な味わいを残し、油を洗い流してくれます。
他には、チキンカツなんかもよく合います。
ソースより、紫蘇ドレッシングとかおろしポン酢につけて食べると美味しい。
![チキンカツ](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou8.png)
なかなかいいな、このお酒。安いし。
これは、少ない資金で家呑みする呑兵衛の救世主かも?
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”が甘いときは少し濃口の料理を
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”の甘味が増してきたところで、濃口の料理も試してみました。
まずは、無印良品のペペロンチーノ。
![無印良品のペペロンチーノ](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou9.png)
ニンニクの香り、塩味、赤トウガラシの辛さ。ヴィヴァ、アーリオオーリオ!
オイリーなペペロンチーノ、たまりませんよね。
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は、洋酒用のグラスでどうぞ。
続きまして、レンコンと大根と豚の角煮。
チンゲン菜で、盛ってみました。
![豚の角煮](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou10.png)
ダシが利いてて、美味しい。脂身もうまい。
熱燗で「くぅ~っ!」ってやったら、バッチリでした。
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は、とがりがないので個性的ではないですけど。
うまく特長を活かせば、1本で何度も美味しいお酒ですね。
薄味の和食には、燗で。飲み飽きず、食中酒として重宝すると思います。
ちょっと濃い口の洋食には、冷やしてワイングラスで飲むのがオススメですね。
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”のビンを再利用
さて、“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”のビンなんですが。
かっこいいので、再利用してみようと思います。
まず、しばらくビンを水に浸してラベルをはがします。
15~20分ぐらい放置しておけば、ツルっとカンタンにはずせますよ。
で、一輪の花をスポンとさす。
![ヌーベル月桂冠の花瓶](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou11.png)
あら、不思議。
「呑兵衛の、呑兵衛による、呑兵衛のための花瓶」がカンタンにできました。
これほど、わが家の食卓を飾るのに最適な一輪挿しがあったでしょうか?
![ヌーベル月桂冠の一輪挿し](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2017/12/nouvelle_honjyouzou12.png)
カウンターに飾っても、カッコいい。
しかも、花瓶を買ってくるより安いかも?
「いいね!」と思った方は、お試しあれ。
まとめ
“ヌーベル月桂冠 特別本醸造”は、味わいに変化がありました。
最初スッキリ、あとになるほど甘味が増していきます。
味わいの移り変わりを楽しむも良し。
中ほどの飲み口がよかったので、最初から撹拌して飲むのも良しです。
燗上がりするタイプで、淡いレベルでまとまったコクがうまいです。
辛さが増して、キレよくなります。
以下、この日本酒の詳細です。
醸造元 | 月桂冠 株式会社 |
---|---|
分類 | 特別本醸造 |
酒米 | - |
精米歩合 | 60% |
アルコール度 | 15%以上16%未満 |
日本酒度 | +1 |
酸度 | 1.3 |
購入価格 | 899円(税別)/720ml |
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