家呑みログ、49~53本目。
月桂冠さんの300mlビンばっかり、5本を飲み比べしました。
2018年度の月桂冠サポーターの1人に選ばれたので、幸運なことに3本は頂きものです。
自分で2銘柄買い足して、飲み比べを楽しんでみました。
月桂冠の小瓶は、スーパーなんかでカンタンに買えますからね。
自分の好みを探したり、月桂冠の特徴をつかむのにとっても便利です。
ではさっそく、レポしますね。
月桂冠300mlビンで飲み比べ!5本のラインナップ
さっそく、今回飲み比べした300mlビンの銘柄をご紹介します。
こんな感じです、ドーン!
![月桂冠300mlビン5本](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe1.png)
文字でも、あげておきますね。
ついでに、公式ホームページへのリンクも貼っておきます。
月桂冠さんの公式ホームページから、味わいの傾向を抜き出してみましょう。
図解にすると、こんな感じです。
月桂冠さんのお酒は、サッパリした甘味と苦味が特徴だと思います。
全国のお酒と比べたら甘味が低く、そういう意味で「辛口」と言えるかもしれません。
今回選んだ5銘柄も“にごり”を除いて中口~辛口寄り。
比較的濃醇な“鳳麟”でも、全国の濃醇甘口のお酒と比べたら控えめな味わいです。
同じく公式ホームページから、オススメの温度も抜粋しますね。
基本的に、冷蔵庫から出してすぐ飲めばおいしくいただける印象ですね。
“特選”だけは、ぬる燗(約40度)まで上げた燗酒を体験しておきたいところ。
特選に関しては、以前単独で飲んで詳しくレビューしてます。
かなりオススメの日本酒なので、興味ある方はこちらをどうぞ。
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祝!IWC2018本醸造ゴールド「月桂冠 特選 本醸造」を飲んだ感想
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さて、これが実際にはどう感じるのか。
レッツ飲み比べ。
月桂冠「鳳麟、大吟醸、山田錦、特選、にごり」で飲み比べ
ではさっそく、それぞれ少しずつ飲んでみた感想を。
おちょこで二勺ずつぐら飲んでみたあとの第一印象を、まとめてみました。
- 超特撰 鳳麟 純米大吟醸
- 優しい、淡いフローラルな香り。個性的で飲みごたえあり。特徴的な味わいは「酸味」。冷酒をスリムな半合グラスで飲みたい。しっかり味の和食が合いそう。
- 大吟醸(京の輝き)
- 甘ぁ~いフローラルな香り。サッパリ、すっきりした味わい。特徴的な味わいは「甘味」。冷酒をワイングラスで飲みたい。サッパリ味の洋食が合いそう。
- 山田錦 特別純米
- ツンとした、淡い穀物の香り。骨太で、まるっと柔らか。特徴的な味わいは「旨味」。常温を平盃で飲みたい。サッパリ味の和食が合いそう。
- 特選(本醸造)
- さわやか、酸味のあるフルーツの香り。ドシッと、いぶし銀の個性。特徴的な味わいは「渋味」。ぬる燗をぐい呑やお猪口で飲みたい。ペアリングは、なんでも合わせやすそう。
- にごり酒
- やわらか、ロウやご飯の香り。優しくて、さわやかな甘味。特徴的な味わいは「甘酸味」。冷酒をカクテルグラスで飲みたい。オツマミと一緒に飲むのがよさそう。食中なら、炭酸水割り。
どれも、サッパリした甘味と苦味がベースにありました。
そこにそれぞれの特徴的な味わいが合わさり、個性になってる感じ。
ならべて飲むと、違いがよくわかりますね。
なんか、飲み比べ楽しいぞ~。
![月桂冠「鳳麟、大吟醸、山田錦、特選、にごり」で飲み比べ](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe4.png)
5本を比較しながら飲んでみます。
味わいの強さは、以下の順かな?
にごり酒だけ別格に濃醇な味わいです。
飲み比べするときは、味わいが優しい方から飲むといいですね。
味わいの強さ
甘味はどうだろう。
「にごり酒」が断然甘く、苦味や渋みが少ない。
「大吟醸」も大吟醸らしい綺麗な甘味。
甘いのが好きなら、どちらかがオススメ。
苦味が少ないのは「にごり」。伏見酒らしいのは「大吟醸」です。
甘味の強さ
つづいて、酸味。
「鳳麟」の酸味がいい感じ。優しくも個性的で、日本酒らしい。
「にごり酒」は白酒の甘酸っぱさ。レモンのような酸味で、フルーツリキュールのよう。
酸味が好きなら「鳳麟」か「にごり酒」がおすすめ。
酸味の強さ
続いて、コク。味わいのバランスや丸さなど。
丸い味わいが好きなら「山田錦」か「特選」ですね。
冷酒が好きなら「山田錦」がおすすめ。燗が好きなら「特選」がおすすめ。
「鳳麟」は酸味がち。「大吟醸」は甘味が目立つ。「にごり酒」は甘味と酸味がちですね。
味わいのバランス
最後に、余韻の長さ。
思ったより、どれもキレが早い印象。
5本の中で余韻が長いのは「にごり酒」と「特選」かな?
「にごり酒」は甘味と酸味、「特選」は甘味と渋味が少し残る。
おダシや味噌で味付けするような余韻のある料理には「特選」がおすすめ。
天ぷらや魚料理など、口の中をリフレッシュしたいなら「鳳麟」がおすすめ。
余韻の長さ
夫婦で飲み比べすると、何が一番好きか話しながら飲めるのでいいですね。
それと、自分のお気に入りを探すのが楽しいです。
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/nyaco-talk01-300x300.png)
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/datto-talk01-300x300.png)
300mlの小瓶なら「鳳麟」のような高いお酒も買いやすいです。
各自、好きなものを飲めるっていうのもいいですね。
やっぱりというか、5本の減っていくスピードが違うんですよね。
うちは、二人とも気に入った「特選」の減り方が早かったです。
「特選」や後日紹介する「上撰」は、薄味家庭料理派にもってこいの日常酒ですね。
月桂冠飲み比べとペアリング
![月桂冠飲み比べとペアリング](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe5.png)
飲み比べするときのペアリングって、案外むつかしいですよね。
どのお酒にも合う料理ってのが、なかなかない・・・。
ということで、月桂冠さんのお酒で飲み比べするときにオススメの料理を紹介します。
まずは、お豆腐。夏なら、冷ややっこ。冬なら、湯豆腐とか。
お豆腐ならお酒のジャマにならないどころか、大豆の旨味が日本酒と合います。
![豆腐](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe6.png)
もうひとつ。
天ぷらもオススメです。
ささみやキス、いろんな野菜を好みで。わが家の子供たちは、海苔の天ぷらも好き。
おいしいだけでなく、食卓が楽しくなりますよね。
揚げる人が大変・・・というのが唯一の難点ですが。
月桂冠さんの日本酒に、よく合いますよ。
![天ぷら](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe7.png)
「月桂冠 300mlビン」しばりの飲み比べ。
じつに楽しかったです。
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/datto-talk01-300x300.png)
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/nyaco-talk01-300x300.png)
感謝のプレゼントとかくれるなら、もらうのもやぶさかではないよ?
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/datto-talk01-300x300.png)
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/nyaco-talk01-300x300.png)
![](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2019/12/datto-talk01-300x300.png)
※ 7月13日(金)に飲み比べしてました。
飲み比べした日本酒5銘柄の詳細
さて、今回の飲み比べ銘柄をもう少し詳しく紹介しておきますね。
「飲み比べ、やってみよう」と思った方は、参考にどうぞ。
ラベルのスペック部分の写真も貼っておきますね。
超特撰 鳳麟 純米大吟醸
![超特撰 鳳麟 純米大吟醸](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe8.png)
“超特撰 鳳麟 純米大吟醸”は、月桂冠最高級クラスの日本酒です。
「鳳凰」と「麒麟」から一文字ずつ取った縁起のいいお酒で、贈り物に重宝します。
原料は酒米の王“山田錦”と端麗な味わいの“五百万石”を精米歩合50%まで磨いて使用。
6~11度の低温で約30日かけてじっくり発酵させることで、香りと風味を引き出しています。
5年連続でモンドセレクション最高金賞を受賞しているので、品質も折り紙付きです。
分類 | 純米大吟醸酒 |
---|---|
酒米 | 山田錦、五百万石 |
精米歩合 | 50% |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
参考価格 | 675円(税別)/300ml |
大吟醸(京の輝き)
![大吟醸(京の輝き)](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe9.png)
このお酒は、京都の酒米“京の輝き”で造られています。
この酒米で作った日本酒は「香りが高く、まろやかな味わいが特徴」とのこと。
京都には“祝”という酒米がありますが、掛米は“日本晴”など他府県のものが多いとか。
京の輝きは「京都府産の掛米でお酒を造りたい」という要望にこたえ開発されたそうです。
この大吟醸は“京の輝き”を50%になるまで磨き、低温で長期発酵させています。
華やかな香りとサッパリした甘味が楽しめるお酒です。
分類 | 大吟醸酒 |
---|---|
酒米 | 京の輝き |
精米歩合 | 50% |
アルコール度 | 15度以上16度未満 |
参考価格 | 488円(税別)/300ml |
山田錦 特別純米
![山田錦 特別純米](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe10.png)
「酒米の王様」と言われる“山田錦”を100%使った特別純米酒です。
「華やかな香りと、ふくよかな味わいが特徴」とのこと。
個人的には「華やかな香り」より、穀物のような個性的な香りを感じる?
今回の飲み比べの中では、味わいが一番おとなしいお酒でした。
分類 | 特別純米酒 |
---|---|
酒米 | 山田錦 |
精米歩合 | 70% |
アルコール度 | 14度以上15度未満 |
参考価格 | 377円(税別)/300ml |
特選(本醸造)
![特選(本醸造)](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe11.png)
国際的な酒類品評会“IWC 2018”の本醸造の部で、みごとゴールドメダルを獲得。
なんと、グレートバリュー・サケにも認定されたW受賞酒です。
低温でじっくり醸造し、適度な熟成で香りや味わいを整えた本醸造酒。
その実力は、京都の料亭でも多く採用されていることからもわかります。
優秀な日常酒で、以前買った一升瓶はかなりのハイペースで空になりました。
分類 | 本醸造酒 |
---|---|
酒米 | - |
精米歩合 | % |
アルコール度 | 16度以上17度未満 |
参考価格 | 420円(税別)/300ml |
にごり酒
![にごり酒](https://sake.web-writer.blog/wp-content/uploads/2018/07/gekkeikan-nomikurabe12.png)
醪(もろみ)を荒ごしして造った“にごり酒”は、爽やかな甘味と酸味が特徴。
アルコール度が低いので飲みやすく、女性ウケが良いそうです。
お米由来の繊維質や酵母のタンパク質、発酵途上の分解物などが豊富。
見た目とは違い、のど越しよい味わい。夏に冷たく冷やして飲むのがオススメですね。
月桂冠さんの狙いどおり、わが家でもニャコさんが気に入ってました。
分類 | 普通酒 |
---|---|
酒米 | - |
精米歩合 | - |
アルコール度 | 10度以上11度未満 |
参考価格 | 392円(税別)/300ml |
以上、今回の飲み比べ銘柄の詳細でした。
まとめ
月桂冠の300mlビン5本で飲み比べをしました。
食卓に日本酒が5本も並ぶと、眺めがいい&楽しいですね。
飲み比べをすると、それぞれのお酒のわずかな味の違いも感じ取れます。
月桂冠さんの日本酒の特徴たる甘味と苦味をベースに、それぞれの個性も味わえましたよ。
300mlの小瓶ならお手頃価格で買えるので、いろいろ試せますよね。
たくさんそろえて、家族や気のおけない友人とワイワイやるのがおすすめです。
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