家呑みログ、47本目。
47本目にしてやっと捕獲しましたよ、っと。
今回は、京北にある羽田酒造さんの“脱兎 野兎の宴 無濾過生原酒”です。
「脱兎」に親近感。ずっと「飲めたらいいなぁ」と思ってたお酒ぇ~!
羽田酒造さんの生原酒は、穏やか。
アルコール度が高いわりに飲みやすいので、泥酔注意銘柄かも?
ではさっそく、レビューします。
羽田酒造「脱兎 野兎の宴 無濾過生原酒」の感想
ボクのアカウント名は「ダット」です。
卯年生まれなのと、なじみやすい響きにしたくて付けた名前です。
で、日本酒を飲み始めて「脱兎」という銘柄があることを知りました。
しかも、京都市内にある羽田酒造さんが造ってるというじゃないですか。
でも、どうやら一部の酒販店限定であまり大々的に出回ってないみたいなのです。
なら、まぁしょうがない。いつか出会う日を楽しみに待とう・・・。
歩くのしんどいし、ECは送料かかるし、冷蔵庫も満杯やん?
そういうのを「やらない理由探し」って言うんや。
で「大手筋の京極屋さんにあるよ」という情報をいただき、行ってきところ・・・。
捕獲しましたよ、っと。
(情報くださったyoshiraigerさん、ありがとうございます!)
ペールブルーのビンですな。
エビデンス的に未確定?でも、早めにいただくのが吉ですな。
日本酒の「薄い青ビン問題」ご存じない方のために。
こちらのツイートを貼っておきますね。
RiCEの創刊号にも書いた内容。
こちらは昔のFacebook内容ですが、5年前よりもだいぶ、右から二番目の瓶減ってきたけど(透明瓶に外側の青色着色は問題なし)夏酒で爽やかテイストで売るなら考えるべきかなと。酒質が外部要因(瓶)でたった1ヶ月で官能評価において明らかにひねます。紫外線関係なし。 pic.twitter.com/lkrjugpOLt— GEM by moto 千葉麻里絵 (@marimarimo125) 2018年6月20日
では、飲んでみます。
花のような甘さと、マジックペンみたいなスーっとする爽やかさ。
奥の方に、熟したメロンのような甘味もいる気がする。
苦味はおだやかやけど、ちょっと硬い?
一口目で思ったのは「優しい」ですね。
17.5度あるけど、油断しそうな口当たりの良さですよ。
前回の「蔵人いちおし」でも思ったけど、羽田酒造さんのお酒は飲みやすいなぁ。
-
初日の出“蔵人いちおし”純米吟醸生原酒(羽田酒造)を飲んでみた
家呑みログ、25本目。 今回は“蔵人いちおし しぼりたて 純米吟醸生原酒 無濾過直詰”というお酒の感想です。 すごく優し ...
羽田酒造さんでは、純米無濾過原酒を9タンクぐらい仕込むのだとか。
その中で一番いいものを、この脱兎に回してるそうです。美味いのも納得。
ペアリングは、どちらかというと薄味の料理がいいかも。
キレが良いので、ウォッシュ効果を使いたい料理(魚など)もよさそうです。
羽田酒造さんがある京北は、伏見より倍ぐらい硬水らしいです。
やや硬くて尖った味わいだけど、しばらく置くと丸くなるのかも?
羽田酒造「脱兎 野兎の宴 無濾過生原酒」でペアリング
さて、今回すぐに「あれと合わせたい!」と思ったのがチキン南蛮。
サッパリしたチキン&タルタルソースは、このお酒と相性いい気がします。
で、やってみたら・・・合いますね。
チーズの生ハム巻きも添えてみたけど、これも美味しい。
塩味との相性もいいです。
あと、もうひとつ。
チジミ&チャプチェも、やってみたいなぁと。
けっこう酸味があるからかな?
韓国料理にも合う感じです。
サンラータン風に酸っぱくしたラーメンも、グッド。
塩味や酸味がある料理が、このお酒と仲良さそうですね。
お酒の酸味がまろやかに。甘味に躍動感が出る?
キレがよい日本酒なので、お魚料理のくさみ切りにも効果的な予感。
ちょっと、試してみます。
鮭や野菜をオーブンで焼いたもの。
ポン酢なんかで食べると、マッチング度アップです。
白身魚のフライを南蛮漬けに。
サッと口の中がリフレッシュするし、甘酸っぱい味付けもいい感じ。
甘味は抑え気味で、サッパリ味にした方が合いますね。
藤居本家さんの酒粕で作った粕汁も添えて。
なんとな~く、ケーキと合わせて見たくなったので。
白いブッシュドノエルを。
わるくないんだけど・・・さすがにコーヒーか紅茶でいい気がしましたね。(^^;
この脱兎は、なかなか使い勝手が良い無濾過生原酒です。
日本酒らしい、懐の広いペアリングを見せつけてくれました。
よほど濃醇な料理でなければ負けないし、よほど淡泊な料理でなければジャマしない。
さらに、飲みやすくて、ウォッシュもきくという。
やるやるとは聞いてたけど、やっぱやるね!脱兎すごいわ、脱兎。
「硬水仕込みのお酒は、寝かすとよくなる」と聞いたので。
次回は、ビンを移し替えて放置してみたい!
まとめ
羽田酒造さんの“脱兎 野兎の宴 無濾過生原酒”を飲みました。
甘味ほんのりだけど、酸味がありシッカリ記憶に残る味わいになっています。
無濾過生原酒にしては穏やかで飲みやすく、かといって淡泊すぎず。
家庭料理でペアリングしやすい味わいで、とくに洋食や魚料理に合わせやすそう。
買ってすぐに開栓したところ、すこし硬質な味わいを感じました。
しばらく寝かせると、味わいが開いてまろやかになるかも?そんな予感がしました。
以下、このお酒の概要です。
蔵元 | 羽田酒造 有限会社 |
---|---|
分類 | 純米酒 |
酒米 | 京の輝き |
精米歩合 | 60% |
アルコール度 | 17.5度 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
購入価格 | 1,404円(税込)/720ml |
- オススメの関連記事はこちら
- » 「初日の出 蔵人いちおし 純米吟醸生原酒」の感想